1 破壊されたメタルギア
18歳
メタルギアソリッド2 小説
第一話
潜入
スネーク「こちら、スネーク。潜入に成功した。」オタコン「ホントかい?」スネーク「だが着地の衝撃でステルス壊れたな。」オタコン「軍じゃないんだ。勘弁してくれ。」スネーク「まぁ、いつまでも頼る訳にもいかんからな。」オタコン「メイリンに手配してもらう頼んでおくよ。」スネーク「メイリンに伝えてくれ。あまり危ない橋をわたらないようになと。」オタコン「わかった。伝えておくよ。」スネーク「ん?敵兵が来た…。無線を切るぞ」オタコン「わかった。見つからないようにね。今回は極秘に運ばれている新型メタルギアの正体を暴くことだから無駄な戦闘は避けないと。じゃあ無線を切るよ。」スネーク「ああ。」[スネークは双眼鏡を片手に]スネーク「あれは、ロシアの私兵部隊?装備はパイナップルとAK47か。それにあれはゴルルコビィッチ大佐?何故この船に…?」[スネークはある男に呼ばれたきがした。自分と同じコードネームをもち、恐るべき子供達計画から生み出され、二年前に殺したはずのあの男の悪魔のような声が…。]第一話完
潜入
スネーク「こちら、スネーク。潜入に成功した。」オタコン「ホントかい?」スネーク「だが着地の衝撃でステルス壊れたな。」オタコン「軍じゃないんだ。勘弁してくれ。」スネーク「まぁ、いつまでも頼る訳にもいかんからな。」オタコン「メイリンに手配してもらう頼んでおくよ。」スネーク「メイリンに伝えてくれ。あまり危ない橋をわたらないようになと。」オタコン「わかった。伝えておくよ。」スネーク「ん?敵兵が来た…。無線を切るぞ」オタコン「わかった。見つからないようにね。今回は極秘に運ばれている新型メタルギアの正体を暴くことだから無駄な戦闘は避けないと。じゃあ無線を切るよ。」スネーク「ああ。」[スネークは双眼鏡を片手に]スネーク「あれは、ロシアの私兵部隊?装備はパイナップルとAK47か。それにあれはゴルルコビィッチ大佐?何故この船に…?」[スネークはある男に呼ばれたきがした。自分と同じコードネームをもち、恐るべき子供達計画から生み出され、二年前に殺したはずのあの男の悪魔のような声が…。]第一話完
(815SH/SB)
9 破壊されたメタルギア
第2話内部潜入
スネーク「ここも開かないか…。」
[スネークは潜入を果たしたが内部に入れず焦りを感じていた。]
スネーク「まずいな…敵兵士がきたか。隠れる場所がないな…」
[スネークはあるもので隠れることにした]
スネーク「またこれを使うとはな…」
[スネークはお馴染みの段ボールで隠れていた]
スネーク「敵兵士は行ったか。ならば少し情報を聞き出すか。」
[スネークは素早く敵の背後に回りホールドアップした]
スネーク「動くな!」
敵「勘弁してくれ!」
スネーク「聞きたいことがある。タンカーの内部にはどうやって入る?」
敵「この上の通路を右に曲がった先だ…。」
スネーク「ここも開かないか…。」
[スネークは潜入を果たしたが内部に入れず焦りを感じていた。]
スネーク「まずいな…敵兵士がきたか。隠れる場所がないな…」
[スネークはあるもので隠れることにした]
スネーク「またこれを使うとはな…」
[スネークはお馴染みの段ボールで隠れていた]
スネーク「敵兵士は行ったか。ならば少し情報を聞き出すか。」
[スネークは素早く敵の背後に回りホールドアップした]
スネーク「動くな!」
敵「勘弁してくれ!」
スネーク「聞きたいことがある。タンカーの内部にはどうやって入る?」
敵「この上の通路を右に曲がった先だ…。」
(815SH/SB)
10 破壊されたメタルギア
スネーク「この上の通路だな?わかった。行け。」
敵A「俺を殺さないのか?」
スネーク「ああ。俺は殺しに来た訳じゃないからな。」
敵A「命助けてくれた代わりにいいことを教えよう。食堂にはガンカメラが仕掛けられているから気をつけろよ。」
スネーク「そうか。ありがとう。」
敵A「ああ、それともう一つ、食堂を階段側から行くならC4に気をつけろよ。赤外線が張ってるから。」
スネーク「解除方法は?」
敵A「赤外線センサーの上に付いてる四角奴を打ち抜けばいい。」
スネーク「わかった。赤外線センサーの上に付いてる四角奴を打ち抜けばいいんだな?わかった。いろいろ情報をくれてありがとう。」
敵A「助けた代わりだ。早くこの場所から離れてくれ。そうしなければ俺はあんたを撃つことになる。」
[ぴぴぴ…応答しろ。どうした?タンカー甲板にて異常発生!各員調査に向かえ!]
敵A「早く!」
スネーク「じゃあな。」
[タッタッタ]
スネーク「ここから入れるのか。」
[キュキュキュリ ガチャ]
スネーク「敵がいるな。」
[スネークは壁に張り付き麻酔銃で照準を頭に合わせて引き金を引いた。]
[パシュ!]
敵B「うっ…ZZZ。」
スネーク「皮肉にも腕は落ちていないようだな。」
[スネークは倒れた敵を見て自嘲気味にそういった。]
スネーク「先に進むか。」
[タッタッタ…パシュン]
スネーク「ロッカールームか?ここは?」
[スネークは順番にロッカーを開けた。]
スネーク「!?これは…。」
[スネークが見たものはグラビアのポスターだった]
スネーク「オタコンがこういうを好きだったな。デジカメに撮ってやるか。」
敵A「俺を殺さないのか?」
スネーク「ああ。俺は殺しに来た訳じゃないからな。」
敵A「命助けてくれた代わりにいいことを教えよう。食堂にはガンカメラが仕掛けられているから気をつけろよ。」
スネーク「そうか。ありがとう。」
敵A「ああ、それともう一つ、食堂を階段側から行くならC4に気をつけろよ。赤外線が張ってるから。」
スネーク「解除方法は?」
敵A「赤外線センサーの上に付いてる四角奴を打ち抜けばいい。」
スネーク「わかった。赤外線センサーの上に付いてる四角奴を打ち抜けばいいんだな?わかった。いろいろ情報をくれてありがとう。」
敵A「助けた代わりだ。早くこの場所から離れてくれ。そうしなければ俺はあんたを撃つことになる。」
[ぴぴぴ…応答しろ。どうした?タンカー甲板にて異常発生!各員調査に向かえ!]
敵A「早く!」
スネーク「じゃあな。」
[タッタッタ]
スネーク「ここから入れるのか。」
[キュキュキュリ ガチャ]
スネーク「敵がいるな。」
[スネークは壁に張り付き麻酔銃で照準を頭に合わせて引き金を引いた。]
[パシュ!]
敵B「うっ…ZZZ。」
スネーク「皮肉にも腕は落ちていないようだな。」
[スネークは倒れた敵を見て自嘲気味にそういった。]
スネーク「先に進むか。」
[タッタッタ…パシュン]
スネーク「ロッカールームか?ここは?」
[スネークは順番にロッカーを開けた。]
スネーク「!?これは…。」
[スネークが見たものはグラビアのポスターだった]
スネーク「オタコンがこういうを好きだったな。デジカメに撮ってやるか。」
(815SH/SB)
12 破壊されたメタルギア
スネーク「弾があまりないな。」
[スネークはロッカーを開けながらそうつぶやいた]
スネーク「これがあいつが言っていたガンカメラか…」
プルル…。
オタコン「スネーク気をつけて!その通路にはガンカメラが仕掛けられている!」
スネーク「ああ。わかっている。」
オタコン「ガンカメラや無線といったものはチャフグレネードがあれば回避出来るけど…」
スネーク「チャフグレネードはもっていないな。」
オタコン「麻酔銃じゃなくて実弾の銃なら壊わせるけど…」
スネーク「それもないな…。」
オタコン「なら真下はガンカメラの死角だから真下を通るんだ。」
スネーク「了解。」
プツン。
スネーク「真下を通ればよかったんだったな。」
[スネークは壁に張り付いてガンカメラを回避して先に進んだ]
スネーク「この階段を昇れば食堂だな。」
タッタッタ。
スネーク「ん?敵が二人…いや三人いるな。」
[スネークは足音を数えてそういった。]
スネーク「曲がり角に一人いるな。」
[コン…スネークは壁をノックした。]
敵「ん?なんだ?」
[敵は不審な物音がするほうに向かった。]
スネーク「いまだ…。」
パシュ。
敵「うっ…なんだ?」
スネーク「的が外れたか…まずいな。」
[スネークはすぐに2発目を撃ち込んだ]
敵「う…ZZZ」
スネーク「今のは危なかったな。」
スネーク「これがC4爆弾か…。センサーを打てばよかったな。」
[スネークはセンサーに照準を合わせて引き金を引いた。]
[スネークはロッカーを開けながらそうつぶやいた]
スネーク「これがあいつが言っていたガンカメラか…」
プルル…。
オタコン「スネーク気をつけて!その通路にはガンカメラが仕掛けられている!」
スネーク「ああ。わかっている。」
オタコン「ガンカメラや無線といったものはチャフグレネードがあれば回避出来るけど…」
スネーク「チャフグレネードはもっていないな。」
オタコン「麻酔銃じゃなくて実弾の銃なら壊わせるけど…」
スネーク「それもないな…。」
オタコン「なら真下はガンカメラの死角だから真下を通るんだ。」
スネーク「了解。」
プツン。
スネーク「真下を通ればよかったんだったな。」
[スネークは壁に張り付いてガンカメラを回避して先に進んだ]
スネーク「この階段を昇れば食堂だな。」
タッタッタ。
スネーク「ん?敵が二人…いや三人いるな。」
[スネークは足音を数えてそういった。]
スネーク「曲がり角に一人いるな。」
[コン…スネークは壁をノックした。]
敵「ん?なんだ?」
[敵は不審な物音がするほうに向かった。]
スネーク「いまだ…。」
パシュ。
敵「うっ…なんだ?」
スネーク「的が外れたか…まずいな。」
[スネークはすぐに2発目を撃ち込んだ]
敵「う…ZZZ」
スネーク「今のは危なかったな。」
スネーク「これがC4爆弾か…。センサーを打てばよかったな。」
[スネークはセンサーに照準を合わせて引き金を引いた。]
(815SH/SB)
14 豆腐
読みづらい、状況描写があまりに雑すぎる、ト書きを見てるとスネークが動いてるシーンがまったく浮かばないしなんかコマ割映像が浮かぶ。全体を通しての事だけど場面が急に切り替わってるのが多すぎる。
兵士から情報を聞き出した後にはタッタッタの文字だけでドアの前だし、必要な文章が欠落しまくってる。
今どこに居てどういう状況か?、敵を見つけた、敵はどういう状態か?これだけじゃないが圧倒的に説明が足りない。ト書きに関しては、台詞、〜した、台詞、〜した、の繰り返しが多すぎる。
不審な音に気付いたあたりをもう少しわかり易く書くなら。
スネークは壁を軽くノックした。コンコン、金属板の乾いた音が鳴る
兵士「ん?」
音に気づいた兵士がスネークの方へと向かった。
スネークは近づく足音に呼吸を合わせるよう深呼吸した。兵士が音のした曲がり角を覗き込む
「誰かいるのか?…!っだ、誰だ!」兵士はライフルの照準をスネークへと向ける、だがその銃口がスネークの頭を捕らえる前に、兵士の首筋に麻酔針が打ち込まれた。
兵士から情報を聞き出した後にはタッタッタの文字だけでドアの前だし、必要な文章が欠落しまくってる。
今どこに居てどういう状況か?、敵を見つけた、敵はどういう状態か?これだけじゃないが圧倒的に説明が足りない。ト書きに関しては、台詞、〜した、台詞、〜した、の繰り返しが多すぎる。
不審な音に気付いたあたりをもう少しわかり易く書くなら。
スネークは壁を軽くノックした。コンコン、金属板の乾いた音が鳴る
兵士「ん?」
音に気づいた兵士がスネークの方へと向かった。
スネークは近づく足音に呼吸を合わせるよう深呼吸した。兵士が音のした曲がり角を覗き込む
「誰かいるのか?…!っだ、誰だ!」兵士はライフルの照準をスネークへと向ける、だがその銃口がスネークの頭を捕らえる前に、兵士の首筋に麻酔針が打ち込まれた。
(PC)
15 豆腐
俺も小説がうまい訳じゃないからプロから見たら下手だろうけど君よりはましな文章書く自信がある。
この小説にはツッコミ所が多すぎる。
三人敵が居て無力化したらいきなり爆弾前?後二人は?別の場所に居て邪魔にならないならなら初めから兵士一人でいいじゃん?登場させたキャラクターには何かしらの役割ってもんがある。敵対する兵士はスネークと戦い、倒される。
でも今出てきた兵士三人のうち行動したのは一人だよ?残り二人の兵士がスネークを邪魔するなり目的地への障害にならないなら出す必要がない。C4を解除するために三人倒すかと思ったら一人倒したらもうC4解除してるし。何度も言うが状況が分からん。
何処を移動してるのか、何処に向かってるのか、さっぱりです、下手すぎです。
小説読んで触発されて書いたならもう一回小説の書き方に注目して読み直したほうがいい。
これは小説とは呼べない。
この小説にはツッコミ所が多すぎる。
三人敵が居て無力化したらいきなり爆弾前?後二人は?別の場所に居て邪魔にならないならなら初めから兵士一人でいいじゃん?登場させたキャラクターには何かしらの役割ってもんがある。敵対する兵士はスネークと戦い、倒される。
でも今出てきた兵士三人のうち行動したのは一人だよ?残り二人の兵士がスネークを邪魔するなり目的地への障害にならないなら出す必要がない。C4を解除するために三人倒すかと思ったら一人倒したらもうC4解除してるし。何度も言うが状況が分からん。
何処を移動してるのか、何処に向かってるのか、さっぱりです、下手すぎです。
小説読んで触発されて書いたならもう一回小説の書き方に注目して読み直したほうがいい。
これは小説とは呼べない。
(PC)
(F882iES/FOMA)
19 A◆FoXd
...ビリッ...ビリビリリッッ..!!
「..ッッ!!…………。」
頭に電気が走るような刺激を感じて俺は目覚めた。
何故か頭が朦朧としていて、なんとか体を起こすのがやっとだった。目覚めはいい方の筈なのだが…。
「…ここは…どこだ?」
だいぶ意識がハッキリしてきて、独り言を発しながら周りを見てみる。
見覚えもなく何も置かれていない狭い部屋、白一面の壁、扉は一つだけ。そしてその扉も鍵がかかっているようだ…
次に自分の装備を確認してみるが、スニーキングスーツを着ているものの装備は何もない。現地調達にはもってこいだ。
「さて、どうしたものかな…」
『こんにちわ。』
「……!!」
女性の声が聞こえてくる…しかしただ聞こえているのではない。
壁越しやスピーカー越しに聞こえてるのではなく、脳に直接流れてくるような…そんな様に感じる…どういうことだ…?
「…綺麗な部屋で熟睡させてもらった。君もどうだ?」
『…遠慮しとくわ。ソリッドスネークさん』
どうも、人違いで連れて来られた訳でもないみたいだな…
…
…
「..ッッ!!…………。」
頭に電気が走るような刺激を感じて俺は目覚めた。
何故か頭が朦朧としていて、なんとか体を起こすのがやっとだった。目覚めはいい方の筈なのだが…。
「…ここは…どこだ?」
だいぶ意識がハッキリしてきて、独り言を発しながら周りを見てみる。
見覚えもなく何も置かれていない狭い部屋、白一面の壁、扉は一つだけ。そしてその扉も鍵がかかっているようだ…
次に自分の装備を確認してみるが、スニーキングスーツを着ているものの装備は何もない。現地調達にはもってこいだ。
「さて、どうしたものかな…」
『こんにちわ。』
「……!!」
女性の声が聞こえてくる…しかしただ聞こえているのではない。
壁越しやスピーカー越しに聞こえてるのではなく、脳に直接流れてくるような…そんな様に感じる…どういうことだ…?
「…綺麗な部屋で熟睡させてもらった。君もどうだ?」
『…遠慮しとくわ。ソリッドスネークさん』
どうも、人違いで連れて来られた訳でもないみたいだな…
…
…
(W53CA/au)
20 B◆FoXd
シャゴホッド:ピーポーピーポー
ヴォルギン:待てェェ!!スネェェク!!
ヴォルギン:奴め…盗んでいきおって…
EVA:いえ…彼は何も盗まなかったわ?
ヴォルギン:いいえ。奴は大変なものを盗んでいきました…
私の心です!それではッ!
ヴォルギン:待てェェ!!スネェェク!!
ヴォルギン:奴め…盗んでいきおって…
EVA:いえ…彼は何も盗まなかったわ?
ヴォルギン:いいえ。奴は大変なものを盗んでいきました…
私の心です!それではッ!
(W53CA/au)
「…俺のことを知っているのか?」
『それはもう有名だもの。それに…』
「それに?」
『…いえ、なんでもないわ』
「…俺をここに招待したのは君なのか?」
『私じゃないわ。あなたをここに連れてきたのは…あなたの親しい人物よ』
…俺の親しい人物…?
「…詳しく教えてくれないか?」
『ダメよ。これは夢なんだから』
夢?何を言ってるんだ…この女は
「君は物知りだな。俺も君のことを知りたいんだが…?」
『あら、口説いてるの?』
「そう取ってもらってもかまわないが、取り敢えず敵かどうかだけは知っておきたいな」
『安心していいわ。敵じゃないから。』
「それは良かった。…ところで、この扉の開け方を知らないか?」
『大丈夫よ。その扉は直に開く』
...ガチャンッ!
彼女の言う通り、扉のロックは解除されたようだ。何者なのだろうか…彼女は
「当たりだな。君の予言は」
『そんな大したものじゃないわ。ほら、先に進むんでしょ?』
「あぁ、そのつもりだ…」
なんだか急かされるような形で俺は扉を開けた...
…
…
『それはもう有名だもの。それに…』
「それに?」
『…いえ、なんでもないわ』
「…俺をここに招待したのは君なのか?」
『私じゃないわ。あなたをここに連れてきたのは…あなたの親しい人物よ』
…俺の親しい人物…?
「…詳しく教えてくれないか?」
『ダメよ。これは夢なんだから』
夢?何を言ってるんだ…この女は
「君は物知りだな。俺も君のことを知りたいんだが…?」
『あら、口説いてるの?』
「そう取ってもらってもかまわないが、取り敢えず敵かどうかだけは知っておきたいな」
『安心していいわ。敵じゃないから。』
「それは良かった。…ところで、この扉の開け方を知らないか?」
『大丈夫よ。その扉は直に開く』
...ガチャンッ!
彼女の言う通り、扉のロックは解除されたようだ。何者なのだろうか…彼女は
「当たりだな。君の予言は」
『そんな大したものじゃないわ。ほら、先に進むんでしょ?』
「あぁ、そのつもりだ…」
なんだか急かされるような形で俺は扉を開けた...
…
…
(W53CA/au)
..ガチャ....
扉の先には狭い廊下が奥まで続いている。部屋といい廊下といい窓が一つもない…ここは地下なのだろうか
『ここから次の部屋にかけては人はいないわ』
なるほど…確かに人の気配は感じない。
彼女はここで起きている事態を知っているのか?
「君はどこにいるんだ?」
『あなたの近くにはいない…でも』
「…?」
『必ず会えるわ。遠くない未来にね』
無機質な廊下をひたすら真っ直ぐに進み、やがて扉にたどり着いた。ここの扉は鍵がかかっていない。
..ガチャ...
やはり、彼女の言うとおり人はいない。部屋の形は先ほどの俺の部屋とよく似ている
違うのは右、左、正面にそれぞれ扉があるという点と、まるで俺の為に用意してあるように45口径の見慣れた麻酔銃:M9が床に転がっている点だ
『取り敢えず、お話はこれ位にしましょう』
!?
「待ってくれ!全く状況がわからない。俺はどうしたら…」
『することは決まっているわ』
「…?」
『これまで通りに切り抜ければいいのよ。いつだってそうしてきたじゃない…』
「………」
『それじゃ、またお話しましょう。スネークさん』
「…俺は、君のことをなんと呼んだらい
扉の先には狭い廊下が奥まで続いている。部屋といい廊下といい窓が一つもない…ここは地下なのだろうか
『ここから次の部屋にかけては人はいないわ』
なるほど…確かに人の気配は感じない。
彼女はここで起きている事態を知っているのか?
「君はどこにいるんだ?」
『あなたの近くにはいない…でも』
「…?」
『必ず会えるわ。遠くない未来にね』
無機質な廊下をひたすら真っ直ぐに進み、やがて扉にたどり着いた。ここの扉は鍵がかかっていない。
..ガチャ...
やはり、彼女の言うとおり人はいない。部屋の形は先ほどの俺の部屋とよく似ている
違うのは右、左、正面にそれぞれ扉があるという点と、まるで俺の為に用意してあるように45口径の見慣れた麻酔銃:M9が床に転がっている点だ
『取り敢えず、お話はこれ位にしましょう』
!?
「待ってくれ!全く状況がわからない。俺はどうしたら…」
『することは決まっているわ』
「…?」
『これまで通りに切り抜ければいいのよ。いつだってそうしてきたじゃない…』
「………」
『それじゃ、またお話しましょう。スネークさん』
「…俺は、君のことをなんと呼んだらい
(W53CA/au)
「…俺は、君のことをなんと呼んだらいい?まだ名前を聞いていない」
「そうね…。....No.8。No.8でいいわ...じゃあねスネークさん....」
それっきり、脳内で響く彼女の声は聞こえなくなった
…
…
「そうね…。....No.8。No.8でいいわ...じゃあねスネークさん....」
それっきり、脳内で響く彼女の声は聞こえなくなった
…
…
(W53CA/au)
No.8と名乗る女が導いてくれたこの3つの扉は自動ドアになっている。つまりこの施設の人間が頻繁に巡回するルートに入ったと考えていい
まぁこの施設がどういった施設なのかなどは俺には関係ない。さっさと抜け出してしまおう
俺はご丁寧に用意してもらったM9を拾い上げる。弾数も充分だ
正面の扉を調べてみると、そこは武器庫になっていた。まずこの施設が穏やかな物事の為の施設ではないことが伺い知れる。
銃器がたくさん積んではあるが、どれもID登録済みで使用できない。その代わりID無しで使用可能なグレネードx8とチャフx3を発見し有り難く拝借した。
左の扉には鍵がかかっている。お馴染みのカードキーとやらが必要なのだろう…となると
「右、だな…」
右の扉には鍵がかかっていない。この道が果たして"トム"になるか"ハリー"になるかはわからないが、俺に選択権はない
「さぁ大脱走といくか…」
…
…
(W53CA/au)
素早く部屋に入り、テーブルの下に身を隠して奥の様子を伺う
部屋はL字型になっていて細長く見える。テーブルと椅子が多数ある点からみて、恐らく食堂だろう
奥に人影が一つ確認できた
俺の周りには…おぉッ!!!
ガタッ..
「ん?向こうで何か音がしたぞ?」
「見てきてくれ。気をつけろよ」
「わかっている」
....
....
....
「…なんだ。ただの箱か」
....
....
間一髪、といったところか…ダンボール箱には毎度いつも助けられる。とは言ってもダンボール箱を見つけた時の反応で音を出してしまった訳だが
しかし、さっきの兵士は誰かと会話をしていた。つまりこの部屋にいる兵士は複数であることがわかる。慎重に行動しなくてはならないな…
ダンボール箱を被りながら曲がり角のキッチンカウンターまで移動して更に様子を伺う。どうやらカウンターの向かいに扉が一つあるようだが、その扉の前で兵士2人が談笑をしている
どうしたものか、と考えているとカウンター側の壁に通気ダクトがあった。とりあえずこちらに進んでみることにしよう
…
…
(W53CA/au)
通気ダクトの出口は室内ではなかった。見たところ中庭だろうか…なかなか広い
右側は壁でガソリンの入ったドラム缶が3つほど積んであり、その奥の正面、左側に建物がある。正面の建物には大きなシャッターがあり、どうにも開きそうにもない。
どうやら左側の建物へ行くしか道はないようだ
「俺に選択権はない、か…」
――展望塔1Fエントランスフロア―――
左側の建物に入ってみたが、兵士はいないようだ。
この部屋は正方形型で広さは中庭とほぼ同じ位だが、俺の閉じ込められていた部屋同様やけに白く…得体の知れない違和感を感じる
右と左に扉、正面にエレベーターがあるが、右と左の扉にはカードキー4のロック。またまた俺に選択権はない
…黙ってエレベーターに乗り込むとしよう
…
…
(W53CA/au)
このエレベーターは何が何でも俺を最上階に連れて行きたいらしい。どのボタンを押しても通過するのみ。俺の選択権が行使される日はまだ遠い
チン..プシュー
エレベーターの扉が開いた。広い屋上だ。コンテナが多く敷き詰められていて、その奥には人影…女性?まさか…
「おい、君がNo.8か?」
「だったらどうするの?ソリッドスネーク…」
声色が違う…こいつはNo.8ではない…
目の前の女は短髪にキャップを深々と被り、明細柄のズボンにタンクトップといういでたちだ。腰にはホルスターが付いている。しかし何故だか…顔だけが靄にかかっているように全く見えない…
「やっぱり来たわねソリッドスネーク…でも無駄。メタルギアの起動は止めさせない!」
「!?」
メタル…ギアだと?この施設にメタルギアがあるのか?
「おい!この施設にメタルギアがあるのか!?」
「何寝ぼけたことを言ってるの?本気でこないなら死ぬよッ!!」
顔の見えない女はホルスターから素早く銃を抜き、俺の心臓を目掛けて数発発砲した
…
…
(W53CA/au)
「運良くかわせたようね…でも、幸運は二度も続かない!」
俺は間一髪でコンテナの脇に逃げ込んだ。
しかし、この女に以前会ったことがあるような…そしてこのシチュエーションにも。そんな激しいデジャヴに襲われた
そんなことよりメタルギアがこの施設にあるということの方が大変だ。もしかしてここはテロリストの…
「…全く、伝説の傭兵が聞いて呆れるわ。いつまでコンテナの隅に隠れているつもり?」
「伝説なんかじゃない。ただの人殺しの記録だ」
「やっと出てきたわね…さぁ!始めましょッ!」
パスッ!パスッ!...
彼女は向かいのコンテナの物陰に隠れながらこちらの方に乱発してくる。牽制しておきたいのだろう…
俺は別のコンテナに身を移してM9を抜き応戦する
パシュッ..パシュッ!
まず一発。二の腕に針が刺さった
「っくッ…喰らえェ!」
ピン!..シュッ...
「グレネードか……ッ!?」
ドゴォォォン!!
コンテナを盾にしてなんとか炸裂を回避する。
「そこか!?スネ-ク!!」
「!?」
パスッ!パシュッ!...
…
…
(W53CA/au)
こちらの2発目。恐らく胸に当たっただろうから、そろそろ…
「うぅ………zZZ...」
女は気持ち良さそうにコンテナにもたれ掛かっていた。本当は彼女にここで起きている事態を聞き出そうと思っていたが、女を拘束するのには気が引く。が、装備はきっちり拝借させてもらおう
彼女の手から落ちた銃を拾う。やはり…何の縁か、ソーコムピストル。サプレッサーが付いているのはありがたいが…
ポケットを調べると、カードキーが出てきた。"2"と書いてある
『寝ている女性の体を調べるのは関心しないわ』
!?
「…ずっと見てたのか?」
『ええ。でもそのカードキーは必要だから戻しちゃダメよ?』
「…君はここで何が起こっているのか知っているのか?」
『…知らないわ。あなたと同じよ』
「そんな訳ないだろう。なら何故カードキーが必要だとわかるんだ?」
『そのカードキーが必要なのはわかるの。そのカードキーなら最初に私が案内した部屋の鍵のかかった扉を開けることができるわ』
「………君は一体、…」
…
…
(W53CA/au)
『俗に言う超能力者の一種、かもね』
俺はエレベーターに乗り込みながら彼女と話を続ける
「かも?自分のことなのに随分アバウトじゃないか?」
『フフッ…秘密よ』
「君は謎が多いな」
『女に秘密はつきものよ?スネークさん』
「あぁ、嫌というほど知っている」
チン..プシュー..
他愛もない話をしているうちに1階に着いたようだ
『いいことを教えてあげるわ』
「?」
『この世界の最後に、あなたは選択することになるわ』
「…それの何がいいことなんだ?」
『欲しがってたじゃない?選択権』
「…君は人の心も読めるのか?」
『フフッ..超能力者だもの...それじゃまたね。スネークさん..』
彼女の声が脳内から途切れた。しかしどこかで見ていることだろう
「全く、俺はつくづくメタルギアと超能力者に縁があるらしい」
彼女に聞こえるように悪態をつき、この建物を出る
――――中庭――――
明らかに異様な光景が広がっている…
さっき通った時にはなかった複数の大きな岩場、そしてこちらに主砲を向けているM1戦車
「スネーク!この道は通さんぞ!」
顔の見えない大男が俺のデジャヴを揺する
…
…
俺はエレベーターに乗り込みながら彼女と話を続ける
「かも?自分のことなのに随分アバウトじゃないか?」
『フフッ…秘密よ』
「君は謎が多いな」
『女に秘密はつきものよ?スネークさん』
「あぁ、嫌というほど知っている」
チン..プシュー..
他愛もない話をしているうちに1階に着いたようだ
『いいことを教えてあげるわ』
「?」
『この世界の最後に、あなたは選択することになるわ』
「…それの何がいいことなんだ?」
『欲しがってたじゃない?選択権』
「…君は人の心も読めるのか?」
『フフッ..超能力者だもの...それじゃまたね。スネークさん..』
彼女の声が脳内から途切れた。しかしどこかで見ていることだろう
「全く、俺はつくづくメタルギアと超能力者に縁があるらしい」
彼女に聞こえるように悪態をつき、この建物を出る
――――中庭――――
明らかに異様な光景が広がっている…
さっき通った時にはなかった複数の大きな岩場、そしてこちらに主砲を向けているM1戦車
「スネーク!この道は通さんぞ!」
顔の見えない大男が俺のデジャヴを揺する
…
…
(W53CA/au)
やはり俺はこの大男のことを知っている…
「どうした蛇よ。もうすぐメタルギアが起動するぞ…?」
やはり…ここにはメタルギアが…
「時間がない…そこを通せ!!」
「さぁ蛇よ…貴様が何者か、じっくりと見せてもらおう!!」
奴は操縦席に乗り込み、主砲を動かしてこちらを狙う。
俺はチャフを投げながら岩場に隠れて様子を伺う
M1戦車の主砲は電子操作だ。チャフで電子妨害をかければ、暫くの間は接近できる
チャフの炸裂音が鳴った瞬間にグレネードのピンを引いて戦車に駆け寄る
「クソッ!!主砲が…ッ」
奴は機銃で応戦する。俺は戦車の奥目掛けてグレネードの投げ込み、機銃を紙一重で避けた
「主砲が蘇ったぞ蛇よ!グレネードを外すとは愚かな…」
俺は外した訳ではない。最初に中庭を通ったときのガソリン入りのドラム缶は、今も3つ仲良く戦車の奥に積んであった。グレネードの照準もそこだ
ドゴォォオオオオン!!....
轟音を響かせて戦車は炎上している…大男も無事ではいないだろう
「…蛇よ…」
!?
「…お前の進む道に終着駅はない…どこまで行っても、いくつ屍を乗り越えようと…終わりのない殺戮だ…」
…
(W53CA/au)
「救いのない未来…いいか、蛇よ!俺は、見ている…」
それが大男の最後の言葉だった
確かに、俺には終わりのない殺戮と救いのない未来が待っていることだろう…でも、今はなんとしてもメタルギアを急いで何とかしなければ…
『急ぐ必要はないわ』
!?
No.8…彼女は何を言っているんだ?
『メタルギアは起動しない。そう、あなたが来るまで』
「…確証はあるのか?予言では話にならない」
『そうね…』
『……例えば、危険な兵器を起動する時に、その施設、あるいは基地に起動を予告する警報等のサイン、安全を促す措置がないなんてこと、あるかしら?』
!
『そんな筈ないわ。でもこの施設は警報も措置も出されていない。どう?』
…確かに彼女の言う通りだ。そして、例えメタルギアが起動できる状態であっても、今すぐに起動するメリットはない
「…確かにそうだ。すまない。俺はどこか冷静さを失っていた…」
『いいのよスネークさん。落ち着いて、装備を整えましょ?』
M9は残り12発。ソーコムは残り8発。グレネードが残り7つのチャフが2つ。それにカードキーにダンボール。少々心許ない…補充したいが…
…
それが大男の最後の言葉だった
確かに、俺には終わりのない殺戮と救いのない未来が待っていることだろう…でも、今はなんとしてもメタルギアを急いで何とかしなければ…
『急ぐ必要はないわ』
!?
No.8…彼女は何を言っているんだ?
『メタルギアは起動しない。そう、あなたが来るまで』
「…確証はあるのか?予言では話にならない」
『そうね…』
『……例えば、危険な兵器を起動する時に、その施設、あるいは基地に起動を予告する警報等のサイン、安全を促す措置がないなんてこと、あるかしら?』
!
『そんな筈ないわ。でもこの施設は警報も措置も出されていない。どう?』
…確かに彼女の言う通りだ。そして、例えメタルギアが起動できる状態であっても、今すぐに起動するメリットはない
「…確かにそうだ。すまない。俺はどこか冷静さを失っていた…」
『いいのよスネークさん。落ち着いて、装備を整えましょ?』
M9は残り12発。ソーコムは残り8発。グレネードが残り7つのチャフが2つ。それにカードキーにダンボール。少々心許ない…補充したいが…
…
(W53CA/au)
そういえば戦車はどこから来たのだろうと考えていると、最初に中庭を通った時に発見した正面の建物の大きなシャッターが開いているのに気づいた
『戦車の格納庫のようね』
「あぁそうらしい。何かいい物があればいいが…」
――――戦車格納庫―――
戦車格納庫にしてはかなり狭い。戦車1台がやっとのスペースだ。奥の方には小さな武器庫のような部屋があり、そこでソーコムの弾倉3つとニキータを拝借した。
「まずまずだな。」
『本当に?』
「あぁ。どうした?」
『これから元来た道を戻って最初の3つの扉がある部屋に行くわ。そしてカードキーを使って左の扉を開ける。その扉の先は、森になっているの』
「森?」
『えぇ。森とは言っても建物に囲まれているから正確には中庭かもね。でも、敷地はかなり広いし、たくさん木が埋まっているの。だから、森。』
「なるほど。それで、その森が何だ?」
『ステルス迷彩を装備した兵士が複数、あなたのことを待ち伏せしているわ』
…
…
(W53CA/au)
「…随分と豪華だな」
『その森を突っ切って進んだ所にメタルギア格納庫があるんだもの…力だって入れるわ。だから聞いたの。装備は本当にそれで充分?』
「心配してくれるのはありがたいが、別に怪獣や幽霊を相手にする訳じゃない。場所がわかれば弾も当たる」
『そうね…...じゃあ...待ってるわ...』
No.8の声の響きが脳内から消える。
待ってる?彼女はこの先にいるのか?
…
…
――――――食堂――――
中庭から通気ダクトを通って食堂まで帰ってきた。
扉の前で談笑していた見張り2人の姿が見当たらない。いい機会なので物色させてもらおう
..ガチャ...
どうやら倉庫のようだ。狭い部屋に配電盤と通気ダクト。それ以外のスペースにはダンボール箱が敷き詰められている。中身は食材、調味料、料理酒、煙草等々…なんだか全く手に着けられていないような雰囲気が漂っていて不気味だ。が、煙草1パックと酒をボトル3つ頂戴する。もちろん、任務の為だ
「もし使わなければ、脱出後に謎の美女と乾杯するのも悪くない…」
…
…
(W53CA/au)
食堂を抜けてやっとここまで帰ってきた。
早速左の扉にカードキーを差し込む
. . .ピッ....プシュー..
扉が開いたその瞬間に緑の世界が俺の目に流れ込む。"森"という表現は的確だったことがわかる
「さぁ、いるんだろ?」
俺はソーコムを構えてゆっくり森の中に入っていく。
森の中央辺りまできたところでチャフのピンを抜いて転がす
「さぁ、出てこい!」
チャフが炸裂して体が露わになる兵士…数は4人。俺を四方から取り囲んでいた。装備はM4…間合いは遠からず近からず
「ッ!!」
4人とも一斉にM4を構え直そうとするが、それはもう遅い。
俺は右前の兵士に素早く近寄って拘束、盾にする。
動揺している左前の兵士にソーコムで一発
「ぐわぁあッッ!!」
まず一人目。
右後ろと左後ろの兵士は散開して木の裏に隠れてこちらを狙っている
俺は盾にした兵士を引きずりながら近くの木に寄り、盾の兵士に直投げをお見舞いして木に身を潜めた。これで2人目
だがチャフの効果はここで切れたようだ。隣で気絶している兵士が突然目に映らなくなった
「さぁ、これからが本番か…」
…
…
早速左の扉にカードキーを差し込む
. . .ピッ....プシュー..
扉が開いたその瞬間に緑の世界が俺の目に流れ込む。"森"という表現は的確だったことがわかる
「さぁ、いるんだろ?」
俺はソーコムを構えてゆっくり森の中に入っていく。
森の中央辺りまできたところでチャフのピンを抜いて転がす
「さぁ、出てこい!」
チャフが炸裂して体が露わになる兵士…数は4人。俺を四方から取り囲んでいた。装備はM4…間合いは遠からず近からず
「ッ!!」
4人とも一斉にM4を構え直そうとするが、それはもう遅い。
俺は右前の兵士に素早く近寄って拘束、盾にする。
動揺している左前の兵士にソーコムで一発
「ぐわぁあッッ!!」
まず一人目。
右後ろと左後ろの兵士は散開して木の裏に隠れてこちらを狙っている
俺は盾にした兵士を引きずりながら近くの木に寄り、盾の兵士に直投げをお見舞いして木に身を潜めた。これで2人目
だがチャフの効果はここで切れたようだ。隣で気絶している兵士が突然目に映らなくなった
「さぁ、これからが本番か…」
…
…
(W53CA/au)
ここでまたデジャヴに襲われた。やはり以前にも似た経験をしたことがある。見えない敵、生い茂る森林、どこから敵がくるかわからない恐怖。
「赤外線ゴーグルなんて洒落たものもないしな。」
右後ろから銃声。俺は左に転がって応戦するが、手応えはない。
すぐさま別の木に隠れて、先ほどの酒を取り出す。飲むわけじゃない。少々荒技を使わせてもらうだけだ。
ボトルの栓を開けて、もったいないことだがドボドボと木に酒をかける。だが敵さんも黙ってはいない。俺は奴らの銃弾を避けながら酒をあらゆる木や下の雑草に振り撒く…端から見たらただの変人にしか見えないだろう。
頂戴した酒は全部この森にくれてやった。よく酒の染みた地べたにグレネードを転がしてその場を離れる。
そしてグレネードが炸裂した瞬間、アルコールに引火した火がキレイに広がり、轟々と燃え盛り始めた。
そこに浮かぶは俺のを含めた3つの影…
「諸君、ショータイムは終わりだ」
――――――
――――
――
.....
弾を多く使ってしまったし、敵の土地で火事を起こすなんて…居場所を知らせているようなものだ。俺も焼きが回った…ブランクのせいだと願いたい。
ん?俺にブランクなんてあったか?
釈然としない気持ち抱え、燃え盛る森を背に受けて俺は次なる建物へと進んでいった…
(W53CA/au)
建物内に入った。通路は一本道で迷うことはないが、俺は進むことができないでいる。
「電気床か…」
通路が途中から電気を帯びている。毎度お馴染みの高圧電力がなんとやら、という奴だ。このまま進めば俺は黒こげになるという寸法。よくも毎回飽きないな
電気を止めるには、この電気床に電力を供給している配電盤を破壊すること。
供給元の配電盤は恐らく食堂内の倉庫にあった奴だろうから、破壊しに戻る必要がある。しかし、外を見れば炎渦巻く恐怖の森。自分で自分の道を塞いでしまったようだ。
そうして立ち尽くす俺の手元にはニキータがあり、俺の横の壁には通気ダクトがある。あまりに不自然…御都合主義にも程があるというものだ。
とは行っても、これをやらないことには先に進めない。
「…このダクトは絶対に倉庫に繋がっている」
俺は予言めいたことを声に出して言い、ダクトに向けてリモコンミサイルを発射した。
…
…
(W53CA/au)
…ダクトの中は狭くて暗い…すぐに右に曲がる…しばらく真っ直ぐの道が続いて…また右。
ダクトを抜けたので部屋を見渡す。やはりそうだ…さっきの倉庫に間違いない。コイツの体当たりを配電盤にお見舞いしてやる
ドカン、と遠くの方で鳴った気がした。通路先の電気床の機能は停止している。と同時に俺の頭の中で渦巻いていた不可解なモヤモヤが一つの形に落ち着いた。
俺はたまらず駆け出した…早くNo.8を問いただしたい気持ちに刈られている。
通路を真っ直ぐ走り抜けて扉を越え、更に左に折れて続く通路を更に走り抜けた。
その通路の奥に扉が見える。恐らくメタルギアの格納庫だろう。
その扉の前で一旦足を止め、呼吸を整えた。そしてゆっくり中に入る。
大きな部屋だ。頑丈そうな壁に覆われている。隅には何らの機械のパーツやらが散乱していて、左右の壁に扉が一つずつあった。
しかし、この部屋にメタルギアはなかった。
その代わり、こんな部屋に似つかわしくない少女が、部屋の中央からこちらを見てにっこりと微笑んでいる。
「君が、No.8だな」
「えぇ。直接会うのは初めてね。スネークさん」
「謎は解けた。答え合わせをしよう。No.8」
「もうNo.8と呼ばなくていいわ。私の名前は…」
「 エ ル ザ 」
…
…
(W53CA/au)
エルザ?以前にどこかで…いや、思い出せん…
だが今はそんなことを考えている場合ではない
「それで、答え合わせって?」
「俺はこの施設を周っている間に不可解に思うことが多くあった」
「まず、中庭だ。最初に通過した時には無かったのに、帰ってきた時には複数の岩場があった。
M9やニキータ等、必要なものも簡単に見つけることができた。
更には、俺が来るまで起動しないメタルギア…あまりに不自然、俺に都合が良すぎる」
「………………」
「それだけじゃない。汚れ一つない真っ白な部屋。倉庫内の物は全く出された形跡がなく、キッチンさえも使われている形跡はなかった。…この施設には生活感がない。
極めつけになったのは、この施設で遭遇した敵だ。俺は過去に多くの人間と戦闘をしてきた。しかし…この施設で遭遇した奴との戦闘は…
…まるで、生きてい人間と闘っている心地がしなかった。」
「感覚が鋭いのね。ただその場を切り抜けてきただけじゃない…」
「感覚を尖らせなければ生きていられない世界に身を置いている…」
「ここは、VRだな」
「…さぁ、どうかしら?」
「俺をここに連れてきたのは、俺の親しい人物。そしてその人物は、俺が気づかないうちにVRの世界に送り込む事のできる人物でもある…
俺をここに連れてきたのは…
…オタコンか?」
…
…
(W53CA/au)
「えぇ。ここにあなたを導いたのは、ハル・エメリッヒ博士」
「…………」
「ここまではわかった…しかし、まだわからないことがある」
「君は、一体何者なんだ?」
「…前も言ったわ。超能力者の一種よ」
「…そうじゃない。君はVRのプログラムの産物ではない。君は何故ここにいるんだ?」
「…私は、あなたを見にきた。」
………?
…
…
(W53CA/au)
「私は、あなたがどういう人間なのかを知りたかった…だからこの世界に介入したの。」
「私は介入した時点で、この世界の敵の位置、装備に関する情報を把握することができた。でも私はあなたがその場面をどう切り抜けるのか、それが見たかった…だから、道の先にどんな敵が待ち構えているか、ヒントを与えたくなかった」
「でも君は森のステルス兵の時にヒントをくれたじゃないか。」
「私が介入した時には森には誰もいなかった…でも、私があなたと展望塔で会話をしている時に、突然現れたの」
「ステルス兵が?」
「えぇ。もしかしたら私が介入したことで変化が起きてしまったのではないか、と思ったの…こればっかりは教えてあげないとフェアじゃないわ」
「なるほどな…」
…
…
(W53CA/au)
「でも、よくわかったわ…」
「あなたは彼の、世界を救う方の息子」
「……!?」
いきなり、彼女の顔が歪む。いや、彼女だけじゃない。この部屋、あるいはVR世界が歪んでいるのか…
歪みは段々酷くなり、やがて何も見えない真っ暗闇…
『あなたは、男女の関係を超えた師弟の殺し合いを目撃し』
『あなたとあなたの兄弟は望まれない形で生まれ』
『あなたは別の地で彼を二度殺し』
『あなたは棄てられた島で兄弟と戦い』
『あなたは呪いの螺旋に巻き込まれた青年の助けをした』
『ここまでがあなたの過去。でも私にはあなたのその先の運命が見える』
『あなたの運命には、女性の笑い、怒り、嘆き、叫びが見える』
『あなたは彼女達をそれらの感情から解放する』
『それが彼、あなたの兄弟、世界を救うことに繋がる』
『…でも、今、この世界での出来事は、あなたの運命には関係ないの』
『だからここで死んではダメ。...必ず生...きて戻って...彼女達を助..けなさい...』
エルザの声が聞こえなくなる。目を開けると景色は元格納庫に戻っていた。だが、そこにはもう彼女の姿はない。
彼女のいた所にはメタルギアREXが、さも当然といった具合で俺を見下ろしている。
俺の足下にはスティンガーミサイルが、さも当然といった具合で俺を見上げている。
俺はスティンガーミサイルを拾い上げ、声にならない雄叫びをあげた
…
…
(W53CA/au)
バシュゥゥン!!...
挨拶代わりのスティンガーを一発レドームにお見舞いする。見事に当たり、鈍い爆発音がした
REX本体の装甲は堅く、スティンガーを当てた所でダメージは全くない。そしてREXは右肩に装備したレドームで敵をレーダ感知し、攻撃を仕掛ける。レドームはいわばREXの目だ。
ならば、先にレドームを破壊してREXの目を潰せば、コックピット内の操縦者本人は目視で操作せざるをえない。
そこで開いたコックピットにスティンガーを叩き込めば操縦者はひとたまりもない。REXは機能を停止する筈だ。
「もうREX(怪獣)と戦うことはないと思っていたが…」
俺はレドームのレーダ感知に捕まらないように移動する。
レドームはまた、チャフの電子妨害によっても短時間ではあるが無効化することができる。しかし、俺に残されたチャフは1つのみだ。使いどころを謝ることは許されない。
REXはレーダで俺を捉えていないにも関わらずにバルカンとレーザーを多用して俺を襲う。
もちろん的外れな方向なので避けるのに苦労はしないが、当たれば大変なことになる。早くレドームを潰さなければ…
「どうした兄弟!そんなものか!」
そんな声が聞こえた気がした…
…
…
(W53CA/au)
REXがミサイルの発射体制をとった。俺はやむなく最後のチャフを投げる。
REXのミサイルは追尾式になっている。避けたところで旋回し、またやってくる仕組みだ…ミサイルなんて何発も喰らってなんかいられない。この追尾システムもチャフで妨害ができる。チャフの使いどころを誤っていないことを祈ろう
チャフが炸裂して間もなくミサイルが発射、くねくねと飛行した後爆発した。REX本体も電子妨害で動きが鈍くなっている。この短時間にスティンガーをどれだけ撃ち込めるかが勝負だ…
1発、2発、3発…
ゴゴゴゴゴ....
REXが動き始めた。チャフがの効果が切れたか…
しかし、あわよくばの4発目でレドームに火と電気が迸り、間もなくレドームは崩れ落ちた。
「占めた…さぁ出てこい」
ゆっくりとREXの口が開く。中に乗っているのは…
誰だ?やはり見えない。今までとは違い、体全体さえも確認することができない…なんだというんだ。
鈍い動きで目視のREXがこちらに向かってくる。まるで隙だらけだ。
俺はコックピットにスティンガーを撃ち込む…
見事命中。口から火を吹き出しながらREXはゆっくりと左側の壁にぶつかる様に崩れていく…
ドゴォォォォオ!!...
REXが壁に激突した瞬間にとてつもない爆風が吹き、俺は奥の壁に思い切り叩きつけられて………
意識が………遠く…………
…
………
(W53CA/au)
――
――――
――――――
轟々と何かが燃える音で目が覚めた…目覚めは最悪だ。体が痛い
…誰かが俺の前に立っている。霞んだ目で見上げてみると、REXに乗っていた男だった。
男は俺に意識が戻ったのを確認すると突然走り出し、右の扉を開けて消えていった。誰なんだ…
俺は体を起こして辺りを見回す。
左壁に頭、床に膝をつく形でREXは沈黙している。体に炎を纏って…
次に装備を入れたバックパックを確認しようとするが…なんだか、熱い。
!!
バックパックが燃えている!このままでは俺に…
俺はバックパックを外して投げた。投げたバックパックはREXの肩に当たり、ゴロゴロと転がって炎の下に落ちた。
思えばダンボールや煙草等、燃えやすいものが揃っている。捨てなかった空ボトルに残ってた数滴の酒も手を貸したか?結果、俺は丸腰だ。
だが、ここでくたばる訳にはいかない。俺は男を追いかけて右の扉へと向かった
――メタルギア格納庫-展望塔緊急通路――
この通路も一本道で迷うことはない。走り続けるていると、次の扉を開けようとする男の背中を捉えた。
男は一瞬だけこちらを向き、にやけて扉を越える。男はカードキーを使っていたが…俺にはカードキーがない…クソッ!
俺は全力で走るが、無情にも扉は閉まり始めた…
――――――
――――
――
…
…
(W53CA/au)
――――――
――――
――
なんとか滑りこめたようだ…だが、実際滑りこんだ時の記憶がない。
俺を見下ろすようにして立つ男。
俺が立ち上ると、男は鉄拳を繰り出してきた!
俺は体をずらして避けて間合いを取る…素手で戦え、ということなのか?男は一言も口にしない
奴をストレートを避けて脇腹にお見舞いしてやる。
「効いたぞ、スネーク」
そんな声が聞こえた気がした…
!!
油断して奴のタックル喰らって壁に激突する。くそっ…
俺は肘鉄を奴の頭にかまし、一度間合いを取り、近づき互いに殴り合う…
そんな時間が長く続き…両者力も尽きかけていた頃、男は膝をついて倒れた。
その時、男は手から何かを落としていた。何かと調べてみると、先程使っていたカードキー4だった。
キンキュウジタイ..キンキュウジタイ..基地バクハマデ60ビョウ...
空気の読めない警報が響き渡る…
これじゃあゆっくりもしてられん…俺はふらつきながら向かいの扉へと向かう
――――青山二丁目――――
俺にもついに選択権が与えられた。細長い部屋に3つの梯子が架かっている
ここにもデジャヴを感じるが、とにかく時間がない
アト35ビョウ...
…
…
(W53CA/au)
どうやら選んでいる暇はなさそうだ…過去の感覚に身を任せて、3本のうちに一番左の梯子を登る
アト20ビョウ...
やはりこの梯子で正解だ。他の2本の梯子は途中で途切れていた。
早くこの施設から離れなければ…残された体力をフルに使ってひたすら遠くへ走る
ドゴォォォォン!!...
振り向くと、先程の施設から大きな茸雲が上がっている
暫く眺めていると、いきなり目が真っ暗になり
MISSION COMPLETE..
という言葉だけが
MISSION COMPLETE..
脳内で点滅して…
MISSION COMPLETE..
MISSION COMPLETE..
MISSION COMPLETE...
…
…
(W53CA/au)
「……うぅ……」
体がジンジン痛む。頭がガンガンする。実に目覚めのよいことだ。
「スネーク…大丈夫?」
サニーの声がする…が、返答できない
「サニー、スネークは大丈夫だよ。少し眠ってるだけなんだ」
!!
力がみなぎる。布団を跳ね除けて、ベッドから起き上がってみせた。
「キャッ!!」
サニーが驚いて尻餅を付いているが関係ない。
俺は、サニーを心配しながら俺の行動を不思議がっているこの眼鏡の男の胸ぐらを掴み、壁に思い切り叩きつける。
「オタコォン!!これはどういうことだ!エルザとは誰だッ!!」
「痛っ…離してくれよ!僕が一体何をしたっていうんだ!!」
「とぼけるな!!お前が俺を訳のわからんVRに送り込んだんだろ!人の傷口を抉るようなことをして楽しいか!!」
「とりあえず離せよ!!」
オタコンは俺の手を払い除けて服の乱れを直す。
「君がやってくれっていうからやったんじゃないか!!」
………え?
…
…
(W53CA/au)
「オタコン…俺のネクタイを知らないか?」
「…知らないよ」
「そ、そうか…」
オタコンはまだ根に持っているな。あの後ひたすら謝ったのだが…
5日前のオタコンの話の内容はこうだ。
6日前、俺は相当ブランクを感じて自信をなくしていたらしい。それを俺は全く覚えいないのだが。
そこで6日前の俺はオタコンに難易度の高いVR訓練プログラムを作らせた。だがそのVR訓練を開始した途端、俺は頭痛、めまい、謎の体の痛みを訴えた上、嘔吐して倒れたという。それから丸一日寝続けて、起きた途端にオタコンを壁に叩きつけるに至ったらしい。
VR訓練プログラムの内容も、俺の記憶とは全く違う内容だった。もちろん、オタコンはエルザという少女の事は知らないという。
「スネーク、これ…」
サニーが俺のネクタイを見つけてきてくれた。礼を言うと、サニーは嬉しそうに階段を上っていった。
「オタコン、まだ怒ってるか?」
「別に。君がたまに変になるのはモセスの時から知っているからね」
やはり、まだ怒っている
「…リキッドの動向、まだ掴めないか?」
「まだだよ…でも、もう少しで何か掴めそうだ。今キャンベルにも連絡を取っているよ。ところで…スーツなんて来て、どこに行くの?」
「あぁ…墓参りだ。」
…
…
(W53CA/au)
奴の墓の前に着いた。ここは静かで、考え事をするのにはうってつけの場所だ。と言っては墓地の住人には失礼か?
結局5日前の一件は俺の最悪に達の悪い夢を見たことによる奇行、ということになっているが…どうしても彼女の声が脳に付いて離れない。
果たしてエルザとは何者だったのか…
やはり、わからん。考え事はここまでにして、雑念を消して奴の墓に敬礼をする。
バタバタバタ....
ヘリの音だ…オタコンの奴、何かわかったのか?
しかし、ヘリに来られたんじゃあ墓地の住人もうるさくてたまらないだろう…
「オタコン、死者が目を覚ますぞ」
「スネーク、急いでくれ。」
「懐かしい顔がお待ちだ」
(W53CA/au)
おしまい。
疲れた…やっと書ききった。面白い妄想ストーリーが思いついたからといって、文才のない人間が小説(?)なんて書くもんじゃないな。特に俺
誤字脱字は当たり前レベルにあるから、あえてバカみたいのだけピックアップして訂正
明細柄→迷彩柄
高圧電力→高圧電流
などなど。
失礼等あったら答える…とはいっても誰も読んではいまい。
後は自己満足程度に解説をして、来るべき豆腐さんの小説を待つ。俺も豆腐好きだよ
疲れた…やっと書ききった。面白い妄想ストーリーが思いついたからといって、文才のない人間が小説(?)なんて書くもんじゃないな。特に俺
誤字脱字は当たり前レベルにあるから、あえてバカみたいのだけピックアップして訂正
明細柄→迷彩柄
高圧電力→高圧電流
などなど。
失礼等あったら答える…とはいっても誰も読んではいまい。
後は自己満足程度に解説をして、来るべき豆腐さんの小説を待つ。俺も豆腐好きだよ
(W53CA/au)
実は劇中では回収できない複線を作っていたのだ。これでいいのだ。
では勝手に解説始めます
A-2以降から考えたコンセプトは「正伝に繋がる外伝」、「選択権」、「スネーク≠ソリッドスネーク」となってます。
さて、「正伝に繋がる外伝」とは…
まず一つめ。意味通りに、この話は最後に正伝であるMGS4の序盤に繋がってます。
2つ目。劇中に過去作品のネタをかなり盛り込ました。例えば…
・ゼロ小佐の「大脱走」の話。(MGS3)トンネルにハリーだとかトムだとかディックだとか名前をつけて掘り、脱走する計画を建てる…といった映画の話です。劇中では序盤の「3つの扉のある部屋」で使いました。本当は最後の「3つの梯子」でも使いたかったんだけど…忘れてた
・ボス。全作やってる方は解ると思いますが、
キャップ迷彩タンクトップ女=オルガ
大男=バルカンレイヴン
ステルス兵in森=ザ・フィアーの雰囲気+MGS1のステルス兵inエレベーター
ってなってますよ。劇中で名前は全く出していません。その理由は又後ほど。
・エルザ。これはMPOに出てきたエルザです。MPOストーリーの彼女の予言のシーンが衝撃的で印象に残ってたので起用しました。劇中でスネークの過去作品のあらすじをぶちまけさせてます。
では勝手に解説始めます
A-2以降から考えたコンセプトは「正伝に繋がる外伝」、「選択権」、「スネーク≠ソリッドスネーク」となってます。
さて、「正伝に繋がる外伝」とは…
まず一つめ。意味通りに、この話は最後に正伝であるMGS4の序盤に繋がってます。
2つ目。劇中に過去作品のネタをかなり盛り込ました。例えば…
・ゼロ小佐の「大脱走」の話。(MGS3)トンネルにハリーだとかトムだとかディックだとか名前をつけて掘り、脱走する計画を建てる…といった映画の話です。劇中では序盤の「3つの扉のある部屋」で使いました。本当は最後の「3つの梯子」でも使いたかったんだけど…忘れてた
・ボス。全作やってる方は解ると思いますが、
キャップ迷彩タンクトップ女=オルガ
大男=バルカンレイヴン
ステルス兵in森=ザ・フィアーの雰囲気+MGS1のステルス兵inエレベーター
ってなってますよ。劇中で名前は全く出していません。その理由は又後ほど。
・エルザ。これはMPOに出てきたエルザです。MPOストーリーの彼女の予言のシーンが衝撃的で印象に残ってたので起用しました。劇中でスネークの過去作品のあらすじをぶちまけさせてます。
(W53CA/au)
でも、エルザの役割はそれだけではないんですよこれが。エルザは序盤から終盤まで「No.8」と名乗っています。これが味噌です。それが…
3つ目「他の外伝作品と正伝を繋げる」
となる訳ですよ。フフフ…
外伝作品であるメタルギアゴーストバベルとメタルギアアシッドにストーリー的接点はありませんが、両作品にはそれぞれ「No.〇〇」と呼ばれる謎の人物(?)が存在しているのです。これは接点と言っていいはず!
メタルギアゴーストバベルに出ているのはNo.4。(スペシャルモードの指令を担当)
メタルギアアシッドに登場しているのはNo.16とNo.108。(ストーリーに大きく関与している)
ここで解るNo.〇〇の特徴。それは数字が2の倍数、4の倍数であること。
そこで序盤に謎の存在として現れたエルザには、2の倍数、4の倍数である「No.8」を名乗らせてみました。こうすると外伝作品と今回のお話にも接点ができます。そうすると…
外伝作⇔このお話⇔正伝
見事に繋がりました(笑)めでたしめでたし
3つ目「他の外伝作品と正伝を繋げる」
となる訳ですよ。フフフ…
外伝作品であるメタルギアゴーストバベルとメタルギアアシッドにストーリー的接点はありませんが、両作品にはそれぞれ「No.〇〇」と呼ばれる謎の人物(?)が存在しているのです。これは接点と言っていいはず!
メタルギアゴーストバベルに出ているのはNo.4。(スペシャルモードの指令を担当)
メタルギアアシッドに登場しているのはNo.16とNo.108。(ストーリーに大きく関与している)
ここで解るNo.〇〇の特徴。それは数字が2の倍数、4の倍数であること。
そこで序盤に謎の存在として現れたエルザには、2の倍数、4の倍数である「No.8」を名乗らせてみました。こうすると外伝作品と今回のお話にも接点ができます。そうすると…
外伝作⇔このお話⇔正伝
見事に繋がりました(笑)めでたしめでたし
(W53CA/au)
では次のコンセプト「スネーク≠ソリッドスネーク」。
今回私はスネークの一人称による話を書きました。でも、俺が描いたスネークは果たして本物の「ソリッドスネーク」なのでしょうか?これがまたまた味噌です。実は、この話のスネークは…
この話のスネーク
ll
ソリッドスネーク+発売当時、MGS4のプレイを控えたプレイヤー
なのです!
それを思わせる伏線もあります。
・「ボスの顔がみえない」
これはMGS4以前の作品をプレイしたことのないスネーク(プレイヤー)の表現。そりゃ、やったこと無ければ顔なんてわかんないよね
・「ボスに会う度に起きるデジャヴ」
これは過去作品をやっているスネーク(プレイヤー)の表現。だいぶバレやすいように書きました。
・「ブランク云々(自分の失敗をブランクのせいだと願う。自信をなくし、オタコンにVR作らせる等の表現)」
これはMGS4発売まで、だいぶメタルギア作品をやってなかったスネーク(プレイヤー)の表現。ちなみに私は友達とMPOをしてたのでブランクはありませんでした。
今回私はスネークの一人称による話を書きました。でも、俺が描いたスネークは果たして本物の「ソリッドスネーク」なのでしょうか?これがまたまた味噌です。実は、この話のスネークは…
この話のスネーク
ll
ソリッドスネーク+発売当時、MGS4のプレイを控えたプレイヤー
なのです!
それを思わせる伏線もあります。
・「ボスの顔がみえない」
これはMGS4以前の作品をプレイしたことのないスネーク(プレイヤー)の表現。そりゃ、やったこと無ければ顔なんてわかんないよね
・「ボスに会う度に起きるデジャヴ」
これは過去作品をやっているスネーク(プレイヤー)の表現。だいぶバレやすいように書きました。
・「ブランク云々(自分の失敗をブランクのせいだと願う。自信をなくし、オタコンにVR作らせる等の表現)」
これはMGS4発売まで、だいぶメタルギア作品をやってなかったスネーク(プレイヤー)の表現。ちなみに私は友達とMPOをしてたのでブランクはありませんでした。
(W53CA/au)
だいぶ入り組んだ話になっちゃいましたが極力簡潔に纏めると、今回のスネークはソリッドスネークの性格を持った面、プレイヤーの性格を持った面を持ち合わせたスネークだったという訳です。
今回の話のラストは一応>>53となってますが、上記のことをなんとか理解してくれた方には、もう一つのラストもお見せしようと思います。>>>3608-100
※「>>53で爽やかに終わってるから>>53がラストでいい」と思う人は見ない方がいいかも。若干気味悪いかも
さぁ最後のコンセプト「選択権」
スネークは序盤に道を選べず「俺には選択権がない」とぼやいてました。
そこにNo.8ことエルザは「あなたは最後に選択することになる」と予言しています。
その予言通り、ソリッドスネークは3つの梯子を選んで登りました。
あれ?
エルザは「あなたは最後に選択することになる」と言っています。
今回のこのお話、この解説文を読んでくれている優しい『あなた』にも選択権は与えられていたのです。え?どこにかって?
それは、「REXの男」です。彼の容姿については私は何も書いていません。これが他のボスと異なる点です。
「どうした兄弟…」
「効いたぞ、スネーク」
というリキッドっぽい、あるいはフォックスっぽい描写も書きましたが、あくまで『聞こえた気がした』だけなのです。果たしてこの男が誰だったのかは、あなた次第です。
以上解説終わり
今回の話のラストは一応>>53となってますが、上記のことをなんとか理解してくれた方には、もう一つのラストもお見せしようと思います。>>>3608-100
※「>>53で爽やかに終わってるから>>53がラストでいい」と思う人は見ない方がいいかも。若干気味悪いかも
さぁ最後のコンセプト「選択権」
スネークは序盤に道を選べず「俺には選択権がない」とぼやいてました。
そこにNo.8ことエルザは「あなたは最後に選択することになる」と予言しています。
その予言通り、ソリッドスネークは3つの梯子を選んで登りました。
あれ?
エルザは「あなたは最後に選択することになる」と言っています。
今回のこのお話、この解説文を読んでくれている優しい『あなた』にも選択権は与えられていたのです。え?どこにかって?
それは、「REXの男」です。彼の容姿については私は何も書いていません。これが他のボスと異なる点です。
「どうした兄弟…」
「効いたぞ、スネーク」
というリキッドっぽい、あるいはフォックスっぽい描写も書きましたが、あくまで『聞こえた気がした』だけなのです。果たしてこの男が誰だったのかは、あなた次第です。
以上解説終わり
(W53CA/au)
さて…少し自己満的な小説を書こうと思うのですが…
スレタイとまっーーたく違う内容を書いてもよろしいでしょうか?
しかも、少しのほほん系の…
勿論、反対意見があった場合は取り止めますのが
スレタイとまっーーたく違う内容を書いてもよろしいでしょうか?
しかも、少しのほほん系の…
勿論、反対意見があった場合は取り止めますのが
(F882iES/FOMA)
>>69
ありがとうね(^-^)
最初に、この小説は、ある漫画を原作に書いていますが、その漫画の設定とは違う事を書いたり、設定やストーリーに無理があると思われる方もいらっしゃると思いますが、その辺は暖かく見守ってくれると嬉しいであります(;^-^)
ありがとうね(^-^)
最初に、この小説は、ある漫画を原作に書いていますが、その漫画の設定とは違う事を書いたり、設定やストーリーに無理があると思われる方もいらっしゃると思いますが、その辺は暖かく見守ってくれると嬉しいであります(;^-^)
(F882iES/FOMA)
「あら、今日はやけに早いわね、どうしたの?」
黒髪で眼鏡を掛けた、少しサル顔の女性が、驚いた顔で、部屋に入ってきた少年に声を掛けた
「…寝れないんだ」
少年は呟くようにそう言い、また部屋から出て行った
少年は、少し軋む木製の床を重い足取りで歩き、階段を登っていった
階段を登り終えてすぐそこの部屋に入っていく
部屋の中央の布団の上に座り、部屋を見渡す
銀色の机の上にある窓を一目見た後、少年は押し入れの方を見た
あいつがまだ寝ている…、僕は相当早く起きたみたいだ
そんな事を考えながら、窓に視線を戻した
カーテンがまだ閉まっている…、少年は外の空気が吸いたくなり、カーテンを引っ張り、窓を開けた
涼しい風が入ってきて、顔に当たる…
気持ちいい…
少年は無心で風に当たっていた
どれ程そうしていたのか、不意に後ろの押し入れが開く音がした
少年が振り向き、押し入れを見ていると、急に青い球体が出て来た
その球体は、青い輪郭の中に白い顔のような物があり、大きな目で少年を見ていた
少年は球体に向かってこう言った
「おはよう、ドラえもん」
黒髪で眼鏡を掛けた、少しサル顔の女性が、驚いた顔で、部屋に入ってきた少年に声を掛けた
「…寝れないんだ」
少年は呟くようにそう言い、また部屋から出て行った
少年は、少し軋む木製の床を重い足取りで歩き、階段を登っていった
階段を登り終えてすぐそこの部屋に入っていく
部屋の中央の布団の上に座り、部屋を見渡す
銀色の机の上にある窓を一目見た後、少年は押し入れの方を見た
あいつがまだ寝ている…、僕は相当早く起きたみたいだ
そんな事を考えながら、窓に視線を戻した
カーテンがまだ閉まっている…、少年は外の空気が吸いたくなり、カーテンを引っ張り、窓を開けた
涼しい風が入ってきて、顔に当たる…
気持ちいい…
少年は無心で風に当たっていた
どれ程そうしていたのか、不意に後ろの押し入れが開く音がした
少年が振り向き、押し入れを見ていると、急に青い球体が出て来た
その球体は、青い輪郭の中に白い顔のような物があり、大きな目で少年を見ていた
少年は球体に向かってこう言った
「おはよう、ドラえもん」
(F882iES/FOMA)
ドラえもんは小さい鼻の上にある大きな目を、更に大きくして、驚いた顔をした
「のび太くん…、眠れないの?」
ドラえもんは心配そうにそう言った
「…うん」
のび太が少し緊張した面持ちで言った
「ドラえもんより早く起きるなんてびっくりだね」
のび太は無理に微笑んで見せた
「…」
ドラえもんは黙って押し入れから飛び下りた
ドラえもんの体全体が露わになった
手足は、先端が白い球体で、それ以外はみんな青だ
胴体も、外側が青く、内側が白で、真ん中にポケットがある
まるで青い狸だ
「誰がタヌキだ」
「何言ってるの?」
「ん、いやいや、何でもないよ」
ドラえもんが焦る様な仕草をしたため、のび太は不思議そうな顔をした
「それより、やっぱり嫌なのかい?」
「何が?」
「…卒業式さ」
ドラえもんは少し言いにくそうに言った
「…うん」
「しずかちゃん…卒業したら、違う学校に行っちゃうって…」
のび太が無表情で言った
「…」
部屋に沈黙が流れた
「のび太くん…、眠れないの?」
ドラえもんは心配そうにそう言った
「…うん」
のび太が少し緊張した面持ちで言った
「ドラえもんより早く起きるなんてびっくりだね」
のび太は無理に微笑んで見せた
「…」
ドラえもんは黙って押し入れから飛び下りた
ドラえもんの体全体が露わになった
手足は、先端が白い球体で、それ以外はみんな青だ
胴体も、外側が青く、内側が白で、真ん中にポケットがある
まるで青い狸だ
「誰がタヌキだ」
「何言ってるの?」
「ん、いやいや、何でもないよ」
ドラえもんが焦る様な仕草をしたため、のび太は不思議そうな顔をした
「それより、やっぱり嫌なのかい?」
「何が?」
「…卒業式さ」
ドラえもんは少し言いにくそうに言った
「…うん」
「しずかちゃん…卒業したら、違う学校に行っちゃうって…」
のび太が無表情で言った
「…」
部屋に沈黙が流れた
(F882iES/FOMA)
「…のび太くん…同じ学校に行かせようと思えば、そうする事もできるんだよ?」
ドラえもんが自分のポケットを指しながら言った
「それをしてはいけないって事は、ドラえもんも知ってるだろう?」
「…」
確かに、しずかちゃんと同じ学校に行きたい
僕はしずかちゃんと結婚する、そう誓ったし、ドラえもんもそれを手伝ってやる、と言ってくれた
だけど、もう良いんだ
しずかちゃんの夢を僕は知ってる
しずかちゃんが直接僕に話してくれた
しずかちゃんが自分の夢を話す時、とても楽しそうで、綺麗な目が一層輝いていたのを、強く覚えている
話しを聞きながら、僕はこの夢を叶えてあげたいと思った
それがしずかちゃんにとって一番良い事だというのも、その時に悟った
そのしずかちゃんが、中学は自分の夢に近付く第一歩だと言っていた
しずかちゃんの目指す中学は、遠く離れた所で、しかも僕の頭では到底合格できないような所だった
ドラえもんが自分のポケットを指しながら言った
「それをしてはいけないって事は、ドラえもんも知ってるだろう?」
「…」
確かに、しずかちゃんと同じ学校に行きたい
僕はしずかちゃんと結婚する、そう誓ったし、ドラえもんもそれを手伝ってやる、と言ってくれた
だけど、もう良いんだ
しずかちゃんの夢を僕は知ってる
しずかちゃんが直接僕に話してくれた
しずかちゃんが自分の夢を話す時、とても楽しそうで、綺麗な目が一層輝いていたのを、強く覚えている
話しを聞きながら、僕はこの夢を叶えてあげたいと思った
それがしずかちゃんにとって一番良い事だというのも、その時に悟った
そのしずかちゃんが、中学は自分の夢に近付く第一歩だと言っていた
しずかちゃんの目指す中学は、遠く離れた所で、しかも僕の頭では到底合格できないような所だった
(F882iES/FOMA)
74 IORION
結局、窓の外を見たまま刻々と時間が過ぎていった
外を見ている間、ドラえもんが色々と喋りかけてくれていたが、何を言っていたのか全く覚えてない
僕は一階に降りて、いつもの私服ではなく、整った制服の様な服を着て、着々と用意をしていった
だけど、朝ご飯は食べなかった
元々いつも食べないし、今日は食べる気にもならなかった
「せっかく作ったのに食べないの…?
珍しく早起きしたのに、意味が無いじゃない」
ママはそう言ったが、僕は朝ご飯を食べる為に早起きした訳じゃない、眠れなかったんだ
「卒業式には間に合うように行くから、のびちゃんは先に行っててね」
「あら…?
あの化粧水どこに行ったかしら…」
忙しそうに家中を歩き回りながら、ママが言った
「のび太くん、せっかくの卒業式だけど、僕は留守番しておくよ…、ごめんね」
椅子にちょこんと座っているドラえもんが、申し訳なさそうに言った
「ドラちゃんごめんねえ、流石にロボットが行く訳には行かないのよ、留守番をお願いね」
「はあい、ママ」
のび太はそのやり取りをボーっと聞きながら、椅子に座って空中を見ていた
外を見ている間、ドラえもんが色々と喋りかけてくれていたが、何を言っていたのか全く覚えてない
僕は一階に降りて、いつもの私服ではなく、整った制服の様な服を着て、着々と用意をしていった
だけど、朝ご飯は食べなかった
元々いつも食べないし、今日は食べる気にもならなかった
「せっかく作ったのに食べないの…?
珍しく早起きしたのに、意味が無いじゃない」
ママはそう言ったが、僕は朝ご飯を食べる為に早起きした訳じゃない、眠れなかったんだ
「卒業式には間に合うように行くから、のびちゃんは先に行っててね」
「あら…?
あの化粧水どこに行ったかしら…」
忙しそうに家中を歩き回りながら、ママが言った
「のび太くん、せっかくの卒業式だけど、僕は留守番しておくよ…、ごめんね」
椅子にちょこんと座っているドラえもんが、申し訳なさそうに言った
「ドラちゃんごめんねえ、流石にロボットが行く訳には行かないのよ、留守番をお願いね」
「はあい、ママ」
のび太はそのやり取りをボーっと聞きながら、椅子に座って空中を見ていた
(F882iES/FOMA)
「のびちゃん、そろそろ時間よ、せっかく早起きしたんだから、時間に余裕を持って行かなくちゃ」
「うん…、じゃあ、そろそろ行くよ」
どうせ家に居たってする事もない
大好きな漫画「go!go!アナルマン!!」も、今は読む気にならなかった
のび太は椅子を立ち、のそのそと玄関へ向かった
その後ろから、短い足でドラえもんがてくてくとついて来た
のび太が屈んで靴紐を結んでいるのを、後ろでドラえもんが心配そうに見つめていた
「じゃあ、行ってきます」
ドラえもんに向かって片手を上げ、ドアを開けた
「行ってらっしゃい、のび太くん」
ドラえもんの声を背に、のび太は外へ足を出した
ドアを閉める瞬間、ワンテンポ遅れて「行ってらっしゃーい」と言うママの声が聞こえた
外は快晴
まるでのび太のモヤモヤとした気持ちを掻き消そうと言わんばかりに、ジリジリと太陽の光が差して来る
のび太は土の匂いがする庭を横切り、日光で熱くなった門を開けた
門を通り抜けた後、のび太はいつも通っている学校への道を歩き始めた
「うん…、じゃあ、そろそろ行くよ」
どうせ家に居たってする事もない
大好きな漫画「go!go!アナルマン!!」も、今は読む気にならなかった
のび太は椅子を立ち、のそのそと玄関へ向かった
その後ろから、短い足でドラえもんがてくてくとついて来た
のび太が屈んで靴紐を結んでいるのを、後ろでドラえもんが心配そうに見つめていた
「じゃあ、行ってきます」
ドラえもんに向かって片手を上げ、ドアを開けた
「行ってらっしゃい、のび太くん」
ドラえもんの声を背に、のび太は外へ足を出した
ドアを閉める瞬間、ワンテンポ遅れて「行ってらっしゃーい」と言うママの声が聞こえた
外は快晴
まるでのび太のモヤモヤとした気持ちを掻き消そうと言わんばかりに、ジリジリと太陽の光が差して来る
のび太は土の匂いがする庭を横切り、日光で熱くなった門を開けた
門を通り抜けた後、のび太はいつも通っている学校への道を歩き始めた
(F882iES/FOMA)
学校に着く間、のび太は学校の生徒に一度も会わなかった
かなり早く家を出たらしい
学校のげた箱に靴を入れ、上履きを履き、六年生の教室への廊下を歩く
「静かだ…」
のび太はこんなに早く学校に来た事がなかった
だから、こんなに静かな学校を見るのも初めてだった
自分の教室に着き、ドアを開けるが、やはり誰もいない
のび太は黙ったまま、自分の机へと向かった
のび太の机は窓際の一番後ろだった
のび太は机の上にランドセルを置き、窓の方を見て、まだ誰か来てないかと校庭を見回したが、やはりまだ誰も来てない様だった
のび太は小さくため息を吐いた
「僕は…どうしてこんなに駄目なんだろう…」
元々、ドラえもんが僕の家に来た理由は、未来のダメダメな僕を変える事だった
セワシ君という、僕の子孫が、自分がこんなに大変なのはのび太君のせいだと、未来から過去へ、僕を変える為に、ドラえもんを派遣したのだった
僕はドラえもんから、将来はジャイ子というゴリラ顔の女と結婚するという事を聞かされた
――ショックだった―
かなり早く家を出たらしい
学校のげた箱に靴を入れ、上履きを履き、六年生の教室への廊下を歩く
「静かだ…」
のび太はこんなに早く学校に来た事がなかった
だから、こんなに静かな学校を見るのも初めてだった
自分の教室に着き、ドアを開けるが、やはり誰もいない
のび太は黙ったまま、自分の机へと向かった
のび太の机は窓際の一番後ろだった
のび太は机の上にランドセルを置き、窓の方を見て、まだ誰か来てないかと校庭を見回したが、やはりまだ誰も来てない様だった
のび太は小さくため息を吐いた
「僕は…どうしてこんなに駄目なんだろう…」
元々、ドラえもんが僕の家に来た理由は、未来のダメダメな僕を変える事だった
セワシ君という、僕の子孫が、自分がこんなに大変なのはのび太君のせいだと、未来から過去へ、僕を変える為に、ドラえもんを派遣したのだった
僕はドラえもんから、将来はジャイ子というゴリラ顔の女と結婚するという事を聞かされた
――ショックだった―
(F882iES/FOMA)
信じられなかった
あのジャイ子と?
あのゴリラ顔の女と?
あのジャイアンの妹と?
じゃあ何だ、僕はジャイアンと義理の兄弟になるって事か
…ぜっっったいに嫌だ!!!!
だけど、ドラえもんから未来は変えられるとも伝えられた
僕は、前から好きだった、皆のアイドル、しずかちゃんと結婚する事を決意した…
その為に今まで頑張ってきた
しずかちゃんの為なら、例え火の中水の中と、死ぬ気で頑張ってきた
だけど、全部無駄だった…
しずかちゃんが引っ越しする、それは変える事の許されない真実だった
僕はもう、しずかちゃんに会う事も出来なくなる
ドラえもんからは、中学で可愛い子が見つかるよ、と慰められたが、それはもっと悲しみが増す発言だった
他の女の子を好きになるという事は、もうしずかちゃんの事が好きじゃなくなるという事だ
今まで築いてきたしずかちゃんとの思い出も、同時に薄れていくんだ
「…僕は何をやってもダメなんだ…」
のび太は俯き、そう呟いた
あのジャイ子と?
あのゴリラ顔の女と?
あのジャイアンの妹と?
じゃあ何だ、僕はジャイアンと義理の兄弟になるって事か
…ぜっっったいに嫌だ!!!!
だけど、ドラえもんから未来は変えられるとも伝えられた
僕は、前から好きだった、皆のアイドル、しずかちゃんと結婚する事を決意した…
その為に今まで頑張ってきた
しずかちゃんの為なら、例え火の中水の中と、死ぬ気で頑張ってきた
だけど、全部無駄だった…
しずかちゃんが引っ越しする、それは変える事の許されない真実だった
僕はもう、しずかちゃんに会う事も出来なくなる
ドラえもんからは、中学で可愛い子が見つかるよ、と慰められたが、それはもっと悲しみが増す発言だった
他の女の子を好きになるという事は、もうしずかちゃんの事が好きじゃなくなるという事だ
今まで築いてきたしずかちゃんとの思い出も、同時に薄れていくんだ
「…僕は何をやってもダメなんだ…」
のび太は俯き、そう呟いた
(F882iES/FOMA)
丁度その時、教室の端から、ドアの開く音がした
のび太が音のした方を向くと、そこには、綺麗な瞳をしたショートヘアの美少女が立っていた
「しずかちゃん…!」
「え…、のび太さん…!?」
しずかちゃんは驚いた顔をした
「お、おはよう…、」
「あ……、おはよう、のび太さん」
しずかちゃんは驚きを隠せない様子だ
「今日は早いのね、どうしたの?」
しずかちゃんは、自分の机にランドセルを置きながら聞いた
「うん…いや、ちょっと眠れなくて…」
「のび太さんでも眠れない事ってあるのね、珍しい」
しずかちゃんはフフっと笑った
正直凄く可愛いです
「ハハ…」
のび太も照れながら笑った
「今日で…この教室ともお別れかぁ……、ちょっと寂しいけど、仕方ない事なのよね…」
しずかちゃんは少し微笑んで、机を撫でた
「………」
のび太は何と言っていいか分からなかった
のび太にとって、教室との別れはさほど寂しいものではなく、ただしずかちゃんとの別れを思う度に、胸が締め付けられるのだった
のび太が音のした方を向くと、そこには、綺麗な瞳をしたショートヘアの美少女が立っていた
「しずかちゃん…!」
「え…、のび太さん…!?」
しずかちゃんは驚いた顔をした
「お、おはよう…、」
「あ……、おはよう、のび太さん」
しずかちゃんは驚きを隠せない様子だ
「今日は早いのね、どうしたの?」
しずかちゃんは、自分の机にランドセルを置きながら聞いた
「うん…いや、ちょっと眠れなくて…」
「のび太さんでも眠れない事ってあるのね、珍しい」
しずかちゃんはフフっと笑った
正直凄く可愛いです
「ハハ…」
のび太も照れながら笑った
「今日で…この教室ともお別れかぁ……、ちょっと寂しいけど、仕方ない事なのよね…」
しずかちゃんは少し微笑んで、机を撫でた
「………」
のび太は何と言っていいか分からなかった
のび太にとって、教室との別れはさほど寂しいものではなく、ただしずかちゃんとの別れを思う度に、胸が締め付けられるのだった
(F882iES/FOMA)
「……」
のび太は何を話せば良いのか分からなかった
「………」
「のび太さん…、私…」
しずかちゃんが沈黙を破った
「引っ越し……卒業式の一週間後にする事になったの…」
一週間…
のび太は、そんな事は聞きたくない、という様に俯いた
僕は…その一週間…ただ、しずかちゃんが遠くに行ってしまうのをのんびり待つだけなんだ…
「そっか…」
のび太は、遅れてやっと言葉を出した
「うん…」
「………」
ガラガラッ
2人の沈黙を破るようにドアが開いた
「ん?
…おいスネ夫!
のび太が居るぞ!」
入ってきたのはジャイアンだった
ゴリラの様な顔をした、巨漢の男子だ
ジャイアンがのそのそと教室に入って来ると、巨体に隠れて見えなかった後ろの人物の顔が見えた
「本当だ!何でこんなに早いんだ?」
スネ夫だ
まるでキツネのような顔をした、ひょろひょろの男子だ
チビのくせに、いつもジャイアンの傍で威張っている
「チビじゃない!」
チビだ
のび太は何を話せば良いのか分からなかった
「………」
「のび太さん…、私…」
しずかちゃんが沈黙を破った
「引っ越し……卒業式の一週間後にする事になったの…」
一週間…
のび太は、そんな事は聞きたくない、という様に俯いた
僕は…その一週間…ただ、しずかちゃんが遠くに行ってしまうのをのんびり待つだけなんだ…
「そっか…」
のび太は、遅れてやっと言葉を出した
「うん…」
「………」
ガラガラッ
2人の沈黙を破るようにドアが開いた
「ん?
…おいスネ夫!
のび太が居るぞ!」
入ってきたのはジャイアンだった
ゴリラの様な顔をした、巨漢の男子だ
ジャイアンがのそのそと教室に入って来ると、巨体に隠れて見えなかった後ろの人物の顔が見えた
「本当だ!何でこんなに早いんだ?」
スネ夫だ
まるでキツネのような顔をした、ひょろひょろの男子だ
チビのくせに、いつもジャイアンの傍で威張っている
「チビじゃない!」
チビだ
(F882iES/FOMA)