呟き

最悪だ
大事なあの人の記念日を間違えるなんて！
いや、悪いのは時差だって笑ってくれたけどさ


何より、どこの誰とも知れない野郎があの人に触れる事を赦しちまった俺を殴り倒したい気分だぜ

‥‥‥‥それで、なんでアンタがヘラヘラ笑ってんのかも解らねぇ！

この世界を離れ、よもや違う世界で彼との再会を果たす事になろうとは、ヴェーダでさえも予見していなかったのかも知れない。
僕はもう、二度とあの過ちを繰り返しはしないと誓おう。
新たな世界では、決して彼を失いはしないと。

久し振りに来たが変わっていないな。この時期だとやはり思い出すが……もう過去の事だ。
俺には今、別の場所、別の相手が居る。だから…大丈夫だ。
もう分からないが今でも幸せを願っている…――例え偽善でも、価値観が違っていても大切だった。

漸く、解り合う事が出来たぜ。
刹那…お前は、正しかった。