†晒しの楽園†

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1 はちみつ◆1mvc
ひよこってチーズ好きでしょ?
おフェラ好きでしょ?
(i)


54 熾天使
>>53是非
(S)


55 そら◆pI1E
中学の頃の話。

うちは親が家に居ない事が多く、そのためか、友人を泊めたり泊まりに行ったり、割と自由に行動できた方だと思う。

そんな自由奔放に過ごしてきた中の一つを書こうと思う。

中学二年の夏休み。友人三人で集まり、みんなでお金を出し合い花火をしようという話になった。仮に友人S、友人D、友人Kとする。

花火といってもロケット花火。点火して導火線が無くなった頃合を見計らって相手に投げつけるやつ。仲間内では撃ち合いと呼んでいた。

ルールはなし。ただひたすらスリルを楽しむ程度。
そんな訳で、俺ら四人は談笑しながら公園へチャリで向かった

公園へ着いて、ふいにDが言い出した
D「ちょっと買い出しに行ってくるわ」
K「あ、俺も行くわ。何か欲しいもんある?」
花火は既に買ってあったし、ん?と思ったけど特に気にせず
俺「あーじゃあ周りに人が居ないかSと見てるわ」
という感じで、二人が戻ってくるまでSと行動する事になった。
といっても数分で殆ど見渡せるくらい小さい公園。
俺たちは軽く見回り、適当にベンチに座ってSと会話してた。気になってた人の話とか、馬鹿な話をしていた(笑)

20分くらいしてからかな。ふと寒くなってきたんだ。右腕だけが妙に冷たい。
俺「…?あれ?」
S「流沁も気付いた?」

まさかと思った。俺とSの二人で居る時だけ、妙な事が起きる。今回も何か起きるなと思った。

位置だけ説明する。その公園は川沿いにあり、線路沿いでもある。
公園の出口は遊具のある住宅側、マンション側。広場のある川沿い、線路沿いの4つあり、俺たちが座っているベンチは広場がある線路沿いにある。
で、ベンチから見て出口は右側にあって、Sは俺の左側に居る。

Sの気付いた?という言葉に反応したように、Sの方を向いた瞬間…空気が凍った。
視界の右隅、でっかい顔が浮いていた。短髪のおっさんだったと思う。咄嗟に顔を伏せた。

S「何か妙に暗くない?こんな暗かったっけ。…どうしたの?」
Sは勘が鋭い方で、こういうのには敏感なんだけど今回は気付いてない様子。

俺「出た」
S「何が(笑)」
俺「いや、アレが出た」
S「…まじで?勘弁してくれ(笑)お前と一緒にいると寄ってくるよな(笑)」


俺「あいつらが戻ってきたら帰る。あれはやばい」
その瞬間、でかい顔が口を開けて突っ込んできた。ここから先は記憶が無い。
(EZ)


56 そら◆pI1E
友人に囲まれてた。

K「お前ら何イチャイチャしてんだよ(笑)」

普段なら気さくなKのノリに乗っかる所だったが余裕が無かった。それよりも夢?を見た気がした。

鶴橋を持った男が洞窟を掘っていた様子だった。
何故か、とても嫌な光景だった。一刻も早く忘れたかった。
どう説明していいのか分からず、ただ「帰る」としか言えなかった。

帰り道。川沿いに沿っていたんだけど、二つめの橋を過ぎて背後に強烈な視線を感じた。アイツだ
念仏的な多分意味の無いであろう訳の分からん事を心の中で必死に繰り返し、ようやく家の前の道へ曲がってきたところへ来た。そこで見てしまった。

ソイツは緑っぽい作業服を着ていて、右腕、左足が無く、頭も無かった。
残された左手には、鶴橋を手にしていた。
余りの恐怖で家まで走り逃げ込みたかったけど、走ると家の前に顔が待ち受けている気がして、走ろうとしたことすら絶対にソイツに悟られたら駄目だと思った。

俺「絶対に、走るな、うちの方にだけ向いて歩いて行ってくれ」
S「…ついてきてる?」
俺「うん。Sは見るな」

Dは一目散に走った。
怖い事に無理矢理制するのも酷だし、何より自分の勘にも自信が無かった。

Dが走った直後に
K「はあ?お前ら何言ってんの?(笑)何もねーじゃん(笑)」
と茶化すが、この時ばかりは見えないKが本当に羨ましかった。

家の前に着いて、門に向かってもう一度そいつが視界に入った。
自動販売機の前で、立ち止まっていた。あれ以上入れないと理解した。


余談だが中学卒業後、Dはバイクで左足を複雑骨折した。
そして来る時は自転車だったのに、何故帰りは徒歩だったのか、未だに解らない。

次でラストです
(EZ)


57 そら◆pI1E
玄関入って、これまで何があったのかKとDに説明した。
気を失って見た内容も話した。

とにかく無事?に部屋に戻ってこれたという安堵と共に、今後はあの公園に寄らないようにしようという結論になった。

翌日、最後に見た作業服の男が居た場所がどうしても気になって、友人と行ってみたんだ。ここらへんに居たんだよって。
ふとSが何か見つけた
川沿いに植物やら何かを埋める土がずーっとあるんだけど、その男が居た辺りに、木で出来たアイスの棒みたいなものが刺さってたんだ。

そこに、黒い達筆の文字が書かれてあった。まるで卒塔婆みたいだった。
何故か、それを見つけたSが無性に腹が立った。何でか解らないけど(笑)

で、そのまま家に帰ったら、俺の婆ちゃんが玄関で仁王立ち(笑)
スタスタと神棚に向かい
ば「ちょっとこい」
俺「え、なんd」
ば「いいからこい!」
昔から祓う事をしていた婆ちゃんだったので、(これはバレたな…)と観念して付いて行った。当然正座、友達も正座(笑)

ば「何をした?何をしてきた?」

一方的に責められた口調で問い詰められ、少々納得いかないまま説明をした。結局あれは何だったのか気になって仕方ない部分もあったんだけど。

婆ちゃん曰わく、この地域には火葬場があり、川を超えた先の寺に向かっていっている。つまり通り道らしい。
俺はたまたま条件が重なって見えてしまったのだろうとの事。
通り抜ける存在が良いものとは限らないとの事。
川沿いにあった棒みたいのは解らないとの事。ただ忘れなさいと言っていた。
そんな説明だった。

未だにあの棒が何なのか気になっている。

おしまい(・∀・)
(EZ)


58 熾天使
めっちゃ怖いwww
「その瞬間、でかい顔が口を開けて突っ込んできた。」←これマジでびびったwww
(S)


59 熾天使
さっきまで怖い話見てたんだが「ジンカン」ってのが怖い
(S)


60 そら◆pI1E
>>58
突っ込んできたというより気付いたら目の前に居たほうが正しいかも。
ジンカンぐぐってみたよ。
人間をついばむカラスがジンカンと関係ないと思うけど、うちはカラスはあんまり見るなと言われてるよ
(EZ)


61 へるてぃ◆FqvO
鶴橋って何?
鶴橋がわからないからとりあえず生八ツ橋に置き換えて読んでみたんだけど 全くわからん
(i)


62 そら◆pI1E
>>61
ツルハシだよー
T字型したやつ。分かり難くてごめんね(; ̄∀ ̄)

(EZ)


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