86 ◆RX04
「ドーーーーーーンッ!」…とそのとき突き上げるような衝撃が私を襲ったのですが、なにがあったのかとっさにはわかなかった。しかし目を開けて言葉をなくしました。だってなんで?なんでそこにいるの?なんで、そこに、あるの?だって、私、さっき、捨ててきたじゃない?ちゃんとお寺に納めたし供養してもらうように頼んできたし手も合わせて謝りもした。それなのにどうしてあの人形が、私の部屋に帰ってきているの?絶対私は持って帰ってきてなんかない。それなのにあるんです、目の前にいるんですっ!…思わず手を合わせ、「もう帰ってこないで。ここはあなたの居場所じゃない。もうあなたに守ってもらわなくていい」そう念じていました。でも人形の眼球を失った眼窩は怖くてとても見られなかった。そのとき、絶対に目が合った、そう思った。私はもうパニック。やめて、ちょっとやめてよ、ねえ、やめて、やめてやめてやめてやめてやめてやめて見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで、いや、いやっ、いやいやいやいやいやあやめて!見ないでえええ!





「居場所じゃないのは、おまえの方だああああぁああああぁああああぁぁ!」
(F904i/FOMA)