†晒しの楽園†

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63 新参者◆Heyy
よーく読めよ
無知にはお勉強の時間だ

・詭弁(きべん)とは、「道理に合わないことを、“意図的”に正しいと思わせるようにしむけた弁論」のことです。具体的に書くと「前提が結論を正しく支えていない(論理構造が誤った)主張や反論を“わざと”する」ことです。詭弁は「虚偽論」とも呼ばれています。

・誤謬(ごびゅう)とは、「論理構造の誤った弁論を“無意識的”に行うこと」です。詭弁と誤謬の違いは、無意識的に行っているか、意図的に行っているかの違いです。

・強弁(きょうべん)とは、道理が通らない主張を無理に言い張ることです。詭弁ほど巧妙な手法ではないにしろ、日常でよく見かけられます。

●詭弁・誤謬【人格を批判する (対人論証・人格批判)】
対人論証とは、主張の内容ではなく、相手の人格を攻撃することにより、主張・反論の代わりにしようとする詭弁です。

第二章の「意見と人格は切り離して考えよう」を思い出してください。意見と人格は別のものでした。したがって、人格を攻撃しても相手の主張を否定する事はできません。

さらに、人格批判をされた相手の注意はその一点のみに向かってしまい、こちらの主張すべてに対して否定的な印象を抱くようになります。ゆえに、いかに主張の論理構造が優れていても、人格批判を行ってしまうと、相手を説得できなくなってしまいます。

対人論証は主張の正しさとは関係ありませんので、罵り合って議論を台無しにするくらいならば、無視しましょう。

思い出してください。主張の目的は、異なる考え方を持つ人を説得することでした。相手の人格を批判して黙らせても、それでは異なる考え方を持つ人(聴衆も含む)を説得したことにはなりません。

なかには、人格批判を展開することで論理の弱点をカモフラージュしようとする人もいます。
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