61 MIZUKI・s◆MEER
 慣わしに基づく恩恵がいよいよしかるべきものとなり己にとって現実的である場合は、
自己にあっては感じられた現実性もまた慣わしをその側面に持って規定されたものであるため、
 自己の、【収集したサバイバルナイフで食肉を切り刻む。】という趣味が、
所属する集落的社会に於いて成員らの主情によるモツレを己に確認させるに到った事はすなわち、
取るに足らない偶発的な事象ではなく、現状に直裁されての事であると言えよう。

 また、差し当たってそれがヒトの活気ある生活圏である市場の田畑に及んで、己が直接に棄損されたのであれば、
それはまさに自己の欲求の単一的手法が具体的要望のうちの単一物によって服従したのだ。
と、私は強く言いたい。


 コレクター『ちげぇ〜よ!オメェ、マジで何もわかってねぇ!
俺がこのエントロピーナイフで革命すんのは趣味じゃなくて訓練なの!遊びじゃなくて営みなの!
 まあ、テレビも新聞も付き合い以外じゃ全く見ねえお前にはわからねぇだろうけど、
今の世界状勢はいつ戦争が起こってもおかしくないわけ。
 だからよ、俺はちっぽけなメディア評論家としてじゃなくて、
俺の実力そのものがそのまんまリスペクトされる弱肉強食の世界を創る。

 Noble obligation.
これが俺のムーヴメント!
わかった!?』


 >>62につづく。
(SH903i/FOMA)