56 MIZUKI・s◆MEER
先日、知人から「自宅のエアコンが壊れた!」という話しを聞いた☆
涼しくなりつつあるこの時期に故障したのは不幸中の幸だったようだが、大切に使っている家電製品が突如、その機能を停止するのには困ったものがある。
私もそのお陰でここ五ヶ月以上もテレビゲームで遊んでいない。

しかしまあ…我等の生活を快適にするエアコンが万が一、夏の猛暑に故障するといった不遇に見舞われてしまっても悲観する事はない。
そんな時は扇風機を強にし、全裸に白衣―両手に扇子という実に清々しい正装で夏の風物詩である蝉と蛙の鳴き声を堪能してしまえば良いのである。
勿論、只の白衣ではない。これでは9月に入り甲高い奇声を発する事に忙しいキティの隣人と同じだからだ。
此処はやはり、薄めのペルシャ絨毯をチョイスし光触媒の造花をふんだんにちりばめ、貴族の白衣として着用していまうべきだろう。
さすればこれはもうキティのヘンタイではなく、身に着けるだけで室内の空気までも洗浄していまうという人間国宝に相応しい存在となれよう。
そうしてたちどころに伯爵の地位に職を置く事に成功するのだ。
言うまでもないが貴族たる者、着衣のホコロビには常に気を配ねばならんので靴先には手鏡を15度の角度で取付け、それを戒めとしなくてはならない。
(F901iS/FOMA)