55 MIZUKI・s◆MEER
  [すき・きらい] [よい・わるい]
 なごやかな認識を求められる日常での会話や、
ドモリが是認される状況における表現を控除したその場に於いて尚、
これらを用いる者に私を理解することは叶わない。
なぜなら、私はそこになく私にそれはないのだから。

 ときに、地平に居座り太陽を追う者は、常々その強固な価値観を幹としつつたゆたっている。
相反するその現実はやがて、多彩な言語を手段として捻出させる。
《無敵の自負》これはその現実における先鋭のひとつであり、高貴である。

 また、上記の者は沈黙に終焉の幻覚を見る。

 しかるに"我"は、
"我"と異なるすべての我に対し"我"の発作のシンボルである烙印を誇示しつつ、
"我"の発作の結晶である恥辱をすべての我と"我"に謳歌させた。


 ときに実社会、そこにこれが命題として呈示された刻、
"我"の発作をさまざまな現実が認証する。このように―。


 『オレ、マジわかんねぇ。
つうか、オレにわかんない奴わるい奴!目立つ奴はもっとわるい奴!!ユダヤ人は社会悪!!
オレのプライド、マジ今けんじゃモード?今のオレ、マジハンパネェ!
つーかそもそも、オレはオマエでオマエはオレ!!』


続く
(SH903i/FOMA)
56 MIZUKI・s◆MEER
>>54-55の続き

 かくして、
発作と主情によって形成された螺旋の鎖で自らを締め上げてしまったこの者は、
紛れも無い釣堀の魚となったのである。またそれは、時として実際の●●刑務所であったりもした。

 しかし、そうしたかねてよりの軽笑による矯正も、
免疫を有しかつ、先天的な脳挫傷の気がある"我"の子孫たちには認知しえないのだ。


 かなしいかな。その者は、ビニール袋を手に"無自覚な我"として覚醒したあの日、
怪訝な眼を白シャツに向けて未知の施物に期待する一方で、
眼前の異教徒に対し、刺し違えてでも宿敵としての念を伝えるべく
まばたきを急増させてこう言い放った。

 『おまえらの仕事、疲れないからダメッ!!絶対!これが俺のプライド! だから俺達アウトロー?』


 ならば、私は此処に明示しよう。
二者択一の生を歩む者に聞こえるシンプルな言葉を。
 「自由意志の成立、それは、この先の行動を現時点に於いて知ることができないという点にある。」と。
そしてまた、こうも付け加えよう。

 「私を見るにはヒトの眼がいる。」と。


 しかし、それでも彼らはシンナーを嗅ぎ続けてこう叫ぶだろうか。

 『ハァイールゥ、ヒットォラァーアァー!!!!』 と。


 アウトローに春は来ない―。http://j.pic.to/wogog

    完


   〜はしがき〜
 よく考えたうえでよく笑う。それが人間のいとなみなんだよという事を
日頃から強く言いたいと考えていたわけです。

 余談ですが今週は、ケーキに含まれる糖分は脳の栄養になると聞きました☆
http://m.pic.to/u5co4

おしまい( ^ω^)
(SH903i/FOMA)