ニール・ディランディ
―う、わ―…また、やらかした?俺…

寝ている隙にって画策してたのに、俺の方が先に落ちてちゃあ意味がねぇ。

――…なぁ、エイミー。お前さんはいつまでここに居るんだい?
父さんや母さんも心配してる頃だろうし、そろそろ帰った方が良くないか、とお兄ちゃんは思うんだが……


ぶっちゃけた話、お兄ちゃんにも大人の事情があるんだよ―――…(泣)

――…会いたい…教会に、独り残したままの俺のパートナーに。

会って、思いっきり抱き締めて頬擦りしてキスも……おっと、こんな事垂れ流してたら恥ずかしがり屋さんのアイツの鉄拳喰らっちまうなぁ……愛があれば、全然許容範囲内だけど(笑)
ニール・ディランディ
お前と別れて、もう一年になるのか…。
お前のことを、忘れたわけじゃないんだ。
ただ、自分勝手にサヨナラを言っちまったから、後ろめたかった…。

それでも、今日は特別な日だから…今だけは、俺の我が儘を許して欲しい……。


ライル、誕生日おめでとう…。

身勝手な兄貴でごめんな?
お前の幸せを心から祈ってるよ…。

願わくば、この声がお前の耳に届きますように……。