横槍失礼。

所謂『三途の川』と言うものを見たと言うのは、大半が固定観念や深層意識に眠る記憶から呼び起こされた擬似体験に過ぎない。

第一に、この体験が発生しているのが、比較的若年層には殆んど見受けられないこと。

第二に、海外では「川が見えた」等と言う証言は一般に殆んど無く、その体験は多種に渡るということ。

以上が挙げられる。

日本人の場合は、古くからの伝承等で『三途の川』という観念が刷り込まれている人が多く、更にはそれを体験したとする証言が、この現象に拍車をかけていると思われる。

しかしながら、それ以外の体験と言うものも存在しており、一概に「三途の川」、もしくはそれに付随するものが存在しないと言う証明にもならないことも、また確かだ。