1 ライル・ディランディ

シスコンなアンタへ

自他共に認めるシスコンなアンタこと、俺の双子のにーさん…そう、アンタだよ!アンタ!他に誰がいるってんだ?

近頃じゃあ、残存勢力なんて微々たるもんだろうし、多少なりとも楽しめたらなってのが、俺のキモチってヤツ

折角こういった場所が用意されてるんだからさぁ、使わないってのは勿体ないだろ?

この呼び掛けに、アンタが気付くかどうかは、ギャンブルみたいなもんだけど
それはソレで面白い
ヤニ補給がてら待機するよ

幸運の女神様の膝枕で待ってるから、早く来いよな
47 ライル・ディランディ
‥‥‥‥‥そのノリ、やっぱり俺の思い過ごしか?

いや、さ
アンタが募集してんのかと思ったから、てっきり刹那に三行半でも喰らったんだろうなって‥‥あ、もし本当にそうなら俺が拾ってやるから心配いらないぜ?

アンタ一人養うくらいの蓄えは、ちゃんとあるんだ

ランチアだって、クラウスに頼んでメンテナンスとかして貰ってるし

寂しい夜だって、一緒に過ごしてヤれるんだぜ?(肩抱き寄せ耳打ち)
48 ニール・ディランディ
だから、何度も言うが、俺は左っ!タチだってのっ!!しかも何だよ?ノリで判断するとか…あーどうせ俺はイロモノですよっ!(ぷいっ)

俺を、養う?お前が…………うっ、うっ、うっ…大人になったなぁ!お兄ちゃんは嬉しいぞっ!!(潤目キラキラ)
あ、別にニート生活を喜んでる訳じゃないからな?

えっ?…ランチ…ア…ランチア…俺の、ランチア……いや、あれはライルにやったもんだから、もう俺のじゃないけど…でも、ランチア…(ぶつぶつぶつぶつぶつ)
ライル、耳擽ったいからちょいと向こう行っててくれ……ランチア…(再び、ぶつぶつぶつぶつぶつ)
49 ライル・ディランディ
幕が降りる時間が来ちまった

どう引っ張ってみた所で、現状は変わりゃしねぇ

アンタと交わした言葉、過ごした時間‥‥忘れないよ

ありがとな

お休み、にーさん

安らかに‥‥
50 ニール・ディランディ
あっと言う間だったな…

お前と離れていた十数年間の溝が、一気に埋まった様な気がして、時間が経つのも忘れちまうくらいには、ハマってた。
楽しかったよ。

生きている事が、こんなにも幸せなんだって、実感した。

ありがとな?ライル…
お前なら、この先…きっと最高のパートナーと巡り会えるさ。
信じてる。
お前と、お前が愛するであろう人とが生きる未来を…その幸福を祈り、願う。

お休み、ライル。暖かな眠りが、お前を包んでくれます様に……


(長期空間貸与感謝)