7 赤い水牛
モ「つらいか? ここから飛び降りれば簡単にケリがつくぞ? 体力が戻ればアザも暴れだす。」

ア「私は何日も眠っていたようだな… 夢うつつにあの子の世話になったのを覚えている…。」

モ「お前が一声でもうめき声を上げれば 噛み殺してやったものを… 惜しいことをした…」

ア「美しい森だ オッコトヌシはまだ動いていないのか?」

モ「穴に戻れ小僧、 お前には聞こえまい… イノシシ共に喰い荒らされる森の悲鳴が… 私はここで朽ちていく体と森の悲鳴を聞きながらあの女を待っている、 アイツの頭を噛み砕く瞬間を夢見ながら…!」

ア「モロ、 森と人が争わずにすむ道はないのか? 本当にもう止められないのか?」

モ「人間共が集まっている…
きゃつらの火がじきにココへ届くだろぅ…」
(EZ)
8 赤い水牛
ア「サンをどうする気だ?
あの子も道連れにするつもりか!?」

モ「いかにも人間らしい手前かってな考えだな!
サンは我が一族の娘だ… 森と生き、森が死ぬ時は共に滅びる…。」

ア「あの子を解き放て! あの子は人間だぞ!!?」

モ「「黙れ小僧!!!! お前にあの娘の心が癒せるのか?!
森を犯した人間が 我が牙を逃れるためになげいてよこしたのがサンだ!!
人間にもなれず、 山犬にもなりきれん 哀れで醜い、かわいい我が娘だ!!!!!」」








ウチの部長… 1人これ全部言えます
(EZ)