69 ジミー◆xdxz
俺の名前はジミー・クライン。ごく普通の大学生だ。実は俺には特別な力が備わっている。何かを強く念じることでその物体を動かすことができるのだ。いわゆる超能力(サイコキネシス)だ。それにはじめて気付いたのは14歳のときだった。当時は軽くて小さなものしか動かせなかったが、今ではテレビ位まで動かせるようになった。
(N902i/FOMA)
70 ジミー◆xdxz
そんな俺の前にある日天使が現われた。天使と言っても白い翼があるわけでもなく、ごくごく普通の人間だった。そいつが俺に言ったんだ『私は君を生かし続ける為に来た。君は死んではならない人間なのだ。』訳が分からずキョトンとしている俺にそいつは語り始めた。『今から38年後の11月8日午後3時48分にこの星に隕石が衝突する。それを止める力を君は持っている。もちろん君一人で止める訳ではない、君と同じように力をもつ世界中の超能力達と共に止めるのだ。総勢184人の能力者、その全員を死なせない為に我々天使達は下界へ来たのだ。』
(N902i/FOMA)
71 ジミー◆xdxz
こんなことを言われて普通信じられるだろうか?天使と言ってもちょっと美形な普通の青年だし。信じられるはずがない。俺は聞いた「あなたが他の世界から来たとして、なぜ人間を救おうとするんだ?天使ってことは神様の使いなのか?」…
『そうだ。私は神の使い。今下界に184人の天使が来ている。全て神の意志なのだ。人類を救うこと、神は君たちを見捨てていない。君たちがいくら醜く、哀れな行為を繰り返そうと神は創造主として、君たちの親として守ろうとなさっている。』
(N902i/FOMA)
72 ジミー◆xdxz
神に選ばれた人間…そう思うと使命感が湧いてきた。「俺が人類を救えるなら、やってみせる!」強く答えた俺に天使は言った。『神は万能ではないのだ、隕石を止めることもできないし、君たちを間接的に守ることはできない。だから我々天使が直接君たちに接し、守るのだ。君の人類を救おうとする意志、それこそが神の望む人間のあるべき姿なのだよ。』
(N902i/FOMA)
73 ジミー◆xdxz
テンションの上がりまくった俺天使に言った「この能力はこの為にあったのか!俺が必ず救ってみせるよ!!この世界、人類の為にできる限りやっガッ…!!!!」


舌を噛んだんだ…あまりに勢いよく噛んだもんだから舌を噛み切って飲み込み窒息死してしまった。

天使もボー然としてたよ。当然俺は神への裏切りとして地獄行き。

皮肉なもんだね…やる気出しすぎて死ぬなんてさ…隕石もそのうち落ちて人類は滅亡さ…みんなごめんなさい。
(N902i/FOMA)
74 ジミー◆xdxz
PS.神はタカロックとゆう名札を付けていました。
(N902i/FOMA)