68 赤い水牛
あれは中学校最後の日でもある卒業式の日……
オレはいつもの時間に学校に登校しました。
いつものように駐輪場に自転車を停めて教室に向かおうとして初めて気づきました。

今日は普段より10分早くこなければならなかったと…………
卒業式に遅刻……
最後の最後に先生の鉄拳がオレに飛ぶのか………
そう思いながら教室に行くとまだみんな入場前だった……
やった間に合った!
安心した!がしかし次の瞬間オレは驚愕の一言を友達に言われた。
「先生が職員室に来いだそうだ」っと……
あの時ばかりは死にたくなった
(EZ)