5 無名さん
銀河系の太陽系さえ、状況を完全に把握しきっていないのが地球側の現状。それに対して宇宙側は、少なくとも太陽系の外から来る訳だ、その時点で科学技術および天文知識は遥かに我々を陵駕するモノと考えられる。だからと言って、一方的に地球側が不利かと言ったらそうではない、地球側はいわゆる侵略される側なのだ、言い換えれば地球側にとっては地球そのものが拠点であり、城塞なのだ。物資は十分にあり、軍事力も桁外れだ(緊急事態という名目で連合軍が組まれた場合)宇宙側からしてみれば、槍でマンモスとやり合う様なモノである。つまりは、地球側にも希望があると言う事だ。しかし、ここで危惧されるのが、大気圏外からの大量破壊兵器による攻撃だ、物資の限りがある宇宙側は、必ず短期決戦に持ち込むだろう、この際、大量破壊兵器及び殺戮兵器による攻撃は、相手の戦力と希望を削ぐと言う意味合いでも、必然的である。兵器使用が大気圏内なら、攻撃可能範囲内として応戦可能であろうが、大気圏外からの攻撃に関しては防ぐ手立てがない、地球側の大気圏外の武装は、整っていないばかりか、もし整備されていても真っ先に破壊されるだろう。その時こそ希望が絶望に変わる瞬間なのである。槍がネメシスであらん事を切に願う。
(W21T/au)