●阿部くん【読売中高生新聞】（抜粋）
印象深いのは、8月の滝沢歌舞伎のシンガポール公演です。

特に難しかったのは、言葉の通じない相手に、どう表現してその場面の心境を伝えるかということです。
座長の滝沢秀明君から常に言われたのは「顔を使う」こと。明るい曲だったら笑顔で、火を表現する曲では
勢いのある顔というように、これまで以上に顔で表現するように意識しました。ただ、思った以上に難しい。
笑顔ならコンサートの経験がありますが、殺陣はどうすれば……？緊張感を出すために、これまで以上に
にらみをきかせて表現しました。苦労のかいもあって、公演は大成功。歓声もすごく、指笛も響きました。
この公演のおかげで、表現の幅が広がり、自分にとって大きな経験になりました。

滝沢君からごちそうになった「チリクラブ」はシンガポールらしく豪快な料理でおいしかったです。