†晒しの楽園†
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2 新参者◆Heyy>>>40429-14より抜粋
ユング心理学の視点から
加藤諦三 著「話が通じない人の心理」(青春文庫)より。
今まで見てきたように、ナルシストは思い込みが激しい。相手の気持ちまで決めつけてしまいがちです。
誰にでも望みがあって、けれど現実が望みどおりとは限らなくて、そんな切ない気持ちを持つのが健全な状態。つらかったりするけれど、心理的には健康です。
けれど中には、望みと現実の区別がつかなくなる人もいるようです。
思いがリアルと同等になってしまいます。もちろん確認を取ったわけではなくて、すべての理由が「自分がそう思ったから」になる。この筋が通らない「はず」があるというのです。
極端な人は現実を目の当たりにしても、「○○なはず」が上位を占め、勝ってしまうのです。なので、「どうして? どうして?」と執拗に迫ってくる。気持ちが現実以上の権威を持っているので、修正が難しくなってしまいます。
極端な人は「現実 < そんなはずはない」という人です。こういう人はどうするかというと、現実の方を曲げてしまう。実際にあるものを無視し、「そんなはずはない!」と主張するのです。
こういう人と話すと、会話が成立しません。言葉も声も出ていますが、話が噛み合わないのです。我々は現実を前提に話をします。現実を共有し、それを元に話す。でも、その前提を共有できないとなれば、話が通じなくなるわけですね。
他人というリアルがないから、好き勝手にできる。相手の気持ちなどお構いなし、自分のしたいことをするし、それを注意されたら腹が立つ。
もう、出発点で間違ってるんですね。現実でないことを前提としているので、ズレは深まるばかりです。こうなると普通は前提を修正するのですが、それが無理なので、とことん突っ走ってしまう。
(i)
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