†晒しの楽園†

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2 虫ケラ
[59]
カプチカ 2014/3/13 22:31
(Bについて)
>待遇を気にしなかったら二割の選手が挑戦する事は可能と言えば可能。
これは事実上不可能と言っているようなものである。常識的に考えても年に数人単位の者がメジャー挑戦をするかしないかの現状において、その中からさらに「超一流」と「準一流」が分かれるのだとすれば、「準一流」の流出は極々少数と考えざるを得ない。したがって大量に海外に移籍し日本球界のレベルが格段に下がることは想定できない(今井氏の反論としては>>40)。

(Cについて)
>プロフェッショナルに求めるのは卓越した技術
その通りであると思う。日本球界の「流出」、そのなかでもレベルが低下することが問題となるのは「プロ」という評価に堪えないものであってはいけないという価値判断があるからである。
もっとも上記のとおり、一流選手がメジャーに挑戦するからと言って格段にレベル低下が起こるとは到底考えられない。
[60]
カプチカ 2014/3/13 22:32
(Dについて)
そもそも今井氏の反論は「日本球界のレベルが下がっても(海外を見ればいいから)問題ない」というものであるけれども、客観的に見て日本のレベルが下がることは損失であるし日本球界からの「流出」を問題とする論題である以上日本国内をスケールとした論題であると考えるべきである。にもかかわらず「だめになったら他を見ればいい」というのはいわば代償的主張であるから今井氏の反論自体失当である。

以上総合するに、上記のやり取りの中でデメリット存否に関するのは反論Bの部分であるが、上述のとおり、メジャー流出によるレベルの著しい低下は想定し難いから、うるは氏のいう「デメリット」は極めて小さいことになる。
[61]
カプチカ 2014/3/13 22:32
4、 メリットの検討
(1) トップ選手の高次の目標
この点については両当事者争いがない

(2) プロとしてプレイするチャンスの拡充
うるは氏から「【本気でプロを目指す人】の人口が増加するとは思えない。」という反論が提出されている(>>21>>39)。これに対する再反論は>>42
そもそも今井氏の主張は、「枠が一つ空く」ということによって、@他のプロ選手の意識向上、さらに波状的にA一般人のチャンス拡充と言っているわけだけども、少なくとも@のメリットは立ちそうであるし、うるは氏からの特段の反論もない。ただAについてはうるは氏が指摘するように、もともと入口の狭いスポーツ界へ入ろうとするインセンティブになるかは微妙なところであるし、あるとしても微弱なものに過ぎないと考えられる。
[62]
"カプチカ" カプチカ 2分前2014/3/13 22:33
(3) 他の選手層が活躍するきっかけになること
この点についてはうるは氏からは「チャンスを与える事による成長と捉えるなら多少の意味はある」が「一流選手を放出するに値する価値はない」としており、デメリットによる減殺が唯一の反論である(>>22>>29)。しかし先に述べたとおりデメリット(ここではレベル低下の虞)はわずかであると考えられるから、反論は失敗と考えるべきであろうか。
なお>>39で「試合に出れる選手と出れない選手を層として表してるよね。」と言っているが、読み違えである。ハイレベルな人間がいることによって他の者が十分にその能力を発揮できないことの例えである(>>42>>43)。そうした精神的な閉塞感を除去することが日本球界全体のレベルアップにとってかえって有益なのだという主張であろう。
これは少なからずメリットとして立つ。
[63]
カプチカ 2014/3/13 22:34
5、 結論
上記のとおりメリット・デメリットの比較の結果、メリットの方が大きいと判断した。
否定側の主張するデメリットは(今井氏の誘導に乗ってか)量的低下であるのに対し、超一流選手の海外流出によって被るデメリットは質的低下であると主張すべきだったように思う。というのも、たとえば上位選手の存在が一つの生きる手本として身近にあることは日本球界の大きな財産である、それがいなくなるということは他のプレイヤーにとっても先達を失うということになり却ってレベル向上が期待できなくなること、身近なスタープレイヤーを失うことによる集客力の低下などをより強く主張すれば今井氏のいうメリットを減殺しきれたのではないか。しかしそうした主張は残念ながらあまり見られなかったので検討の結果、勝者を肯定側今井氏とする。

以上
(PC)




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