1 無名さん
深夜、姉の寝室からウィーンウィ〜ンと電動
ミシンの音が…
両親を幼い頃に亡くし、頼れる親戚もなかった。
姉は高校へも行かず僕を育ててくれた。
昼は工場で、帰宅後も深夜まで内職をして僕を大学まで行かせてくれた。
しかし、過労がたたって姉は若くして亡くなった。
当時学生だった僕には満足な墓を作る金も無く、遺骨は寺に預けたままだった。
でも、ついに今日、墓参りに行きます。
周りにあるどんな墓よりも立派で美しく威厳のある墓を作れるまでになった僕を見せに、
そして、姉さんと同じ名前の娘を見せに。
両親を幼い頃に亡くし、頼れる親戚もなかった。
姉は高校へも行かず僕を育ててくれた。
昼は工場で、帰宅後も深夜まで内職をして僕を大学まで行かせてくれた。
しかし、過労がたたって姉は若くして亡くなった。
当時学生だった僕には満足な墓を作る金も無く、遺骨は寺に預けたままだった。
でも、ついに今日、墓参りに行きます。
周りにあるどんな墓よりも立派で美しく威厳のある墓を作れるまでになった僕を見せに、
そして、姉さんと同じ名前の娘を見せに。
(SH903i/FOMA)