1 勝呂竜士(代)

絶対に見付からん自信がある。

から、お前の姿で惚気たろう思うてな。
俺ん姿扱うんは初めてやさかい、似非は堪忍したってくれや。


奥村。


…ほんっま何やねん自分。

指で数えられる日数でこない俺の心掻き乱す奴、今の今まで居らんかった。
自分が何しでかしてくれとるんか、お前は自覚すべきや。

(面倒事は嫌いや言うとるやろが)
(何で俺がお前の行動一つ一つで一喜一憂せないかんのや)


今だって、

(今日は絶対返ってこぉへんと容易に予測出来る返事を、馬鹿みたいに待っとる自分がおる)

寂しいだのへったくれだの、俺の口からは寒気立ってよう言わんわ。

せやから、なぁ。


(責任取らんかい、阿呆んだら)


お前がおらんと、息が出来ん。

(早うこの腕ん中に)
(お前を閉じ込めたい)


書き方で正体がバレるかも知らんなぁ…まぁ、万が一見付けてしもうたらその顔目一杯赤うしときや。
(S)