2◯歳

お忍びで。

丑の刻まいりの時間もとうに過ぎました。只今午前四時過ぎ、私沖田ミ/ツバが降りて来てしまいました。…なんて、深夜に物音一つ鳴ったくらいで飛び跳ねちゃう怖がり屋さんが逃げ出しそうな…冒頭の台詞でごめんなさい。ふふ。

さてここから本題です。折角立ち寄って下さったんですもの、最後まで見ていって下さいね。

盆の時期はとっくに過ぎたのだけれど、冒頭の通り、摂理に逆らって、愛しいあの人達の様子をお忍びで伺いに来てしまいました。私は私の役目を終えたつもりでいたのだけれど、ダメね、やっぱり、どうしようもなく心残りで…。未練なんてないつもりだったのだけれど。だから、せめて夢の中で、貴方達と語らい合う事が出来たらいいなと思って、募集をかけてみました。ふふ、私、おしゃべりが大好きなんです。そーちゃんや真選組の方々を始め、歌舞伎町の色んな人ともお話してみたいなぁ、と思っています。折角江戸に来たんだもの、楽しまなくちゃね。そういう訳で、両足が覚束ないわたしではありますが、どうかおばさんの暇つぶし付き合って下さいね。

募集条件は特に問いません、両世界のマナーを守って下さる方であれば。それでは良縁をお待ちしておりますね。